育児

新生児が甲状腺の異常で再検査!原因や症状、正常値は?

お医者さんに抱っこされる赤ちゃん

生まれたばかりの赤ちゃんに異常が見つかって再検査が必要!

なんて連絡があったら、誰でも不安になってしまいますよね。
それが当たり前の反応です。
せっかく可愛い我が子なんですから。

私も実際に連絡をもらったときは、本当に心配で心配で何度もネットで検索しまくりました。でも、ネットで調べると出てくる単語は、発育が遅れる、知能に影響する、なんて怖い言葉ばかり…。
ちっとも心休まることはありませんでした(´Д` )
それでいて、クレチン症に関するブログなんかには投薬の話や子供の発育状況ばかりで、
「再検査の結果、大丈夫だったよ!」
っていう記事はなかなかみつからなかったんですよね…。
それが余計に不安で。

そんなわけで、私の子供の場合、
「再検査の結果、大丈夫だったよ!」
っていう感じになったので、体験談をふまえつつこの甲状腺に関する症状についてお伝えします!

再検査の結果、なんら問題なかったっていう事例もちゃんとあるので落ち着いてください( ´∀`)

新生児の先天性甲状腺機能低下症とは?

出産された病院から、赤ちゃんの検査に異常があった!なんて連絡があったら、不安で仕方ないですよね。

甲状腺?ホルモン?なにが悪いの?どうなってしまうの?

いろいろ疑問も生まれるでしょう。
私も実際に連絡をもらったときは、本当に不安でネットで調べまくる毎日でした。
私は個人経営の産婦人科で出産したので、産科の先生から簡単な説明を受けて紹介状をもらい、大きい市民病院に行って検査を受けました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ

市民病院の先生から説明された内容をお伝えします。

先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)とは?

赤ちゃんは生後5日前後で新生児マススクリーニング検査というものを受けます。
ここで先天性異常がないかの検査を行うんですが、この検査のひとつに甲状腺ホルモンの検査があります。
甲状腺ホルモンは、赤ちゃんが成長・発達するのに欠かせないホルモンです。

この甲状腺ホルモンが足りないと、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)が疑われます。
甲状腺がちゃんと機能してないですよ〜っていう病気ですね。

甲状腺が機能しない=甲状腺ホルモンの分泌が足りないとどうなるのか。

甲状腺ホルモンは赤ちゃんの成長・発達に関わるホルモンなので、機能が低下すると、身体の発育が遅れて低身長になったり、手足の指が短かったり、知能の発達が遅れて障害となってしまったりします。
先天性(生まれつき)とは書きましたが、長い期間治療が必要な場合もあれば、一過性で一時的に検査結果に異常が出てしまっていることもあります。
(私の場合は、一過性のようでした。)

早期発見、早期治療を始めることで、普通の赤ちゃんと同じように発育ができるようになります!
悪い方向にばかり考えず、赤ちゃんを信頼して再検査を受けてくださいね( ´∀`)

 

新生児のクレチン症の原因や症状は?

先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)の原因と症状はどんなものがあるのでしょう?

原因

甲状腺がない、あっても大きさが充分でない正常な位置にない、という場合や甲状腺はあって大きさも正常だけど、甲状腺から出るホルモンの分泌量が少ないなどが考えられます。
私の場合は、このホルモンの分泌量に異常が出ていました。

なぜ甲状腺ホルモンの分泌が少ないのか、という原因ははっきりとしたことはまだ分かっていません。
しかし、お母さんの甲状腺に病気(バセドウ病など)がある場合や、妊娠中に昆布に含まれるヨードという物質を過剰摂取しているなどが原因と考えられています。
実際に、診察時に先生からお母さんは甲状腺の病気の検査を受けたことがあるか、昆布を過剰摂取しなかったかを聞かれました。

症状

クレチン症の症状はどんなものがあるか、いくつか挙げてみます。

・黄疸が長引いている
・便秘 (2日以上自力で便が出せない)
・でべそになっている
・体重が増えていない
・肌が乾燥している
・元気が無くだらんとしている
・舌が大きい (口からはみ出る)
・泣き声がかすれている
・手足が常に冷たい(低体温)

私の赤ちゃんは便秘ぎみでしたが、それ以外は特に気になるところはなかったです。

産科の先生は、とにかく見てわかるくらい元気がなくてクタッとしているのがクレチン症の症状だと言っていました。
当てはまる項目があるからといって、再検査するまではまだわからないのでお気になさらず。

 

新生児の甲状腺ホルモンの正常値は?

異常、異常と言われていると、異常値はわかりますがどこからが正常なの?って思いますよね。

まず、新生児マススクリーニング検査では、
実際の甲状腺ホルモンの分泌量を検査しているのではなく、甲状腺刺激ホルモン(TSH)という値を測定しています。
この甲状腺刺激ホルモンとは、甲状腺ホルモンが不足しているときに分泌を促す働きをしています。
甲状腺ホルモン足りてないから出して〜!って呼びかける働きをしてるんですね。
だから、このTSH値が高いと甲状腺ホルモンが足りてないよってことなんです。

新生児マススクリーニング検査では、
このTSH値が10mlU/L以上だと再検査、30mlU/L以上だと精密検査になるようです。

私の赤ちゃんの場合は、これが32mlU/Lだったので即再検査が決定したんですね(´Д` )
(※地域によって異なります)

再検査の方法は、基本的には採血ですが私の場合は32mlU/Lということもあり、その他にも検査をしました。
(その他の検査についてはこちら)

ちなみに正常値は5mlU/L未満です。
(これは市民病院の先生から教えてもらいました。)

私の場合、再検査の結果が9.8mlU/Lだったので、
正常値までは届かないけれど異常値よりも低いので、経過観察ということでまた1週間後に再検査という感じになりました。
その後もゆっくりですがTSH値は下がっていって、今は正常値まで落ち着いています*\(^o^)/*

何度か採血を繰り返しましたが、赤ちゃんは特に気になるところもなく、順調に成長しています!
TSH値が正常じゃないと不安になるかもしれませんが、それも赤ちゃんの個性の一つとして受け止めてあげてください( ´∀`)
赤ちゃんが元気なら何も問題ないですよ♪

 

まとめ

今回は、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)についてお伝えしました。
異常って言われると不安になってしまうことがほとんどですが、この新生児マススクリーニング検査で甲状腺について再検査が必要な場合は、100人に1人程度と割と頻繁にあることです。
さらにそこから精密検査が必要になる人は5〜10人に1人とグッと少なくなってきます。
簡単にいうと、割と誰にでも再検査の可能性はあることなんです。

クレチン症は、甲状腺ホルモンの働きが良くないことで成長を妨げる可能性のある病気ですが、早期発見・早期治療を受ければ、他の赤ちゃんとなんら変わりなく成長できます。

赤ちゃんが死んでしまうような病気ではないので安心してくださいね。

これも赤ちゃんの個性だと思うと気が楽になりますよ♪

私のクレチン症再検査体験談はこちら

-育児
-,