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浴衣の基本的な用語、各部分の名称は?よくある疑問にもお答えします!

浴衣を優雅に着こなしたい!
と思って、いろいろなサイトを見て回ったけど、浴衣の専門用語が多くてよくわからない…。

なんて思ったことないですか?

着ようと思っていても、どこの部分のことを言っているのかわからなくて、結局うまく着れないってなると困りものですよね(;´∀`)

今回は、浴衣について基本的な用語や浴衣各部分の名称をチェックしましょう!
浴衣についてのよくある疑問にもお答えしています!

 

浴衣の基本的な用語・各部分の名称は?

身八つ口から手を入れておはしょりを整える」
下前をからだに巻きつける」

浴衣の着方を調べると、こんな風に書かれていることがよくありますが、「身八つ口」や「おはしょり」「下前」などの言葉を知らないと、なんのことだかよくわからないですよね…。

というわけで、浴衣で使う基本的な用語を図と一緒に解説します!

まずは、浴衣本体の各部分の名称です。

浴衣の各部名称前面

浴衣各部名称後面

衿(えり)
→そのまま、浴衣の襟の部分。首まわりの部分。

衿した(えりした)
→衿の先からつま先までのこと

前身ごろ(まえみごろ)
→体の前にくる部分。(おくみは含みません)

おくみ
→前身ごろにつける半幅の長い布のこと

後ろ身ごろ(うしろみごろ)
→体の後ろにくる部分

袖口(そでぐち)
→手を出すところ

袖付け(そでつけ)
→袖と身ごろの接続部分

身八つ口(みやつくち)
→身ごろの脇部分にある開いている部分(女性用・子供用の和服のみにあります)

背縫い(せぬい)
→衣服を背筋のところで縫い合わせた縫い目のこと

身丈(みたけ)
→着物の身ごろの丈の長さ

肩巾(かたはば)
→身ごろの背縫いから袖付けまでの長さ

袖巾(そではば)
→袖付けから袖口までの長さ

裄丈(ゆきたけ)
→背縫いから袖口までの長さ

 

次に、浴衣を着た時に使う用語です。

浴衣着た時の名称

おはしょり
→帯の下にでている部分

上前(うわまえ)
→浴衣を着た時に上になる身ごろ

下前(したまえ)
→浴衣を着た時に下になる身ごろ

 

*豆知識*
おはしょりは、浴衣の丈を調整する部分になりますが、人差し指の長さくらいの幅になるようにするのが理想的です(およそ6cm)。
基本的に浴衣や着物を着るときは、左身ごろが上前になります。ただし、亡くなった人に着物を着せる場合は通常とは逆に右身ごろが上前になります。

 

浴衣に関するよくある疑問、一問一答!

浴衣を着るときや、お出かけ先での疑問、チェックしておくと役立つ内容を一問一答形式でまとめました!

要チェックですよ☆彡

Q.浴衣の洗い方ってどうしたらいいの?
A.洗濯機でも手洗いでもOK!

詳しくはこちらの記事をどうぞ!(浴衣にシミができた時の応急処置は?洗濯方法としまい方

Q.下駄を履くと親指と人差指の付け根が痛いです…。
A.すでに擦れている場合は、絆創膏を2,3枚重ね貼り!

まだ擦れる前であれば、鼻緒の付け根を引っ張ってゆるめてみてください。実は、鼻緒から1cm程度指を離して履くのが正しい履き方ですよ◎

Q.下駄の左右がわからないです!
A.下駄には左右がないものがあります。

普段履いている靴と違い、和装用の履き物は左右がないものも多くあります。左右がわからなくても、そのまま履いてしまって大丈夫ですよ!

Q.下駄を履くとかかとが出てしまいます…。
A.それが正解です!

下駄はかかとが1,2cmほど出るのが正しいサイズになります。また、鼻緒から指の付け根までが1cm程度離れているのが正しい履き方です。

Q.トイレのときはどうしたらいいですか?
A.合わせをまくりあげて、用を足します。

まくった裾は帯に挟むと楽ですよ。着くずれした場合の直し方はこちらの記事をどうぞ!(浴衣を着ている時の注意点は?着崩れした時の対処法

Q.失敗しない浴衣の買い方ってありますか?
A.あわてて買わないこと。

自分のお気に入りを見つけるのが一番だと思いますが、気になるようであれば友人・家族などに意見をもらって似合う色を決めるといいでしょう。選び方についてはこちらの記事もどうぞ!(浴衣の選び方 長く使えるものは?

Q.結婚披露パーティーに着て行ってもいいですか?
A.くだけたパーティーならOK!

アロハシャツやTシャツでも参加可能なパーティーであれば大丈夫ですが、準フォーマルな場面では着ていけません。浴衣は元々パジャマのように使っていたものです。

Q.ピアスやネックレスなどのアクセサリーは付けてもいいですか?
A.基本的には浴衣に合っていればOK。

ただし、清潔な衿足、ほっそりしたうなじが見えるのが浴衣の良いところです。ネックレスは控えるほうが良いでしょう。

まとめ

浴衣の着付けをするためには、用語を覚える必要があります。
これらの用語をマスターするだけでも、着付けの仕方がグッと理解しやすくなりますよ♪
衿や袖は洋服でも同じ言い方をするので、理解しやすいのですが、前身ごろや上前などの言い方は洋服ではなかなかしませんよね(;´∀`)
少し慣れが必要ではありますが、浴衣を着るには必要な知識だと思って覚えていきましょう!
何度も着ているうちに、すんなり頭に入ってくるようになりますよ♪

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