季節の話題

節分でまいた豆はどうする?食べるとしたらいくつ食べる?捨てるのは?

節分の日、自宅で豆まきしていますか?

最近では、豆まきを自宅で行う過程は減少傾向にあるようですね。

私が小さい頃は、父が鬼役で私たち子供が豆を鬼に向かって投げるというのが毎年恒例でした。

現在では、保育園や幼稚園に通う子供が増え、そうした保育の場で節分の行事を行うので自宅でわざわざやるということはあまりないようです。ですが、私の記憶からすると保育園や幼稚園で行う豆まきよりも、自宅で家族でワイワイやる豆まきの方が圧倒的に思い出としては残っているんですよね。

私も子供が生まれたので、物心つく頃には自宅で豆まきをしてあげたいな〜と考えています。

でも、そこで問題になるのが「まいた豆をどうするか?」ではないでしょうか?
まき散らかした豆がどこに飛んでいくかもわからないのですから、後片付けが大変なのは目に見えていますよね。

ましてや、まいた豆を食べるの?大丈夫?捨てちゃダメ?なんて衛生面が気になるものでもあります。

今回は、節分の日の豆まきでまいた豆はどうするのか?食べるべきか?捨ててもいいか?食べるとしたらいくつ食べるのか?ということについてお伝えします!

自宅での豆まきの参考にしてみてくださいね♪

節分でまいた豆はどうする?

まずは、節分でまいた豆はどうしたらいいのか?ということについて、節分で使用する豆とはどういう意味があるのかも含めてお伝えします!

「鬼は〜外!福は〜内!」

なんて、外に向かって投げる豆と家の中にまく豆があると思います。
外に向かって投げる豆は、拾って食べることができないので掃除を行うしかないかと思いますが、家の中でまいた豆ってどうするのでしょう?

やはり、掃除機やほうきを使って掃き掃除をする人が多いのではないでしょうか?

ですが!

実は、まいた豆は捨てちゃダメなんです。

理由としては、「床にまいた豆を食べられるほど清潔に掃除をしておけば、病気にならず、幸せに暮らせる」という意味があるからです。

まあ、確かに綺麗な部屋にまいた豆であれば食べても大丈夫ですよね。
というよりは、「まいた豆を食べても大丈夫なほど掃除しましょう」という意味合いが強いです。

確かに清潔な部屋であれば病気の確率は減りますし、気持ち的にもすっきりして毎日が過ごせそうです。

また、豆まき本来のやり方で使用する豆は、神棚に供えた豆です。つまり豆=お供え物ですね。
神聖な豆を使って鬼を祓い、清める儀式が「豆まき」なので、まいた豆を踏んだり、捨てたりするのは好ましく無いとされています。
お供え物として清められた豆を捨てるのはよろしくない、ということは美味しくいただくしかないですね!

止むを得ず捨てる場合は、白紙に包んで捨てるようにしましょう。

 

節分でまいた豆は食べる?

では、節分でまいた豆は食べても大丈夫なのか?という衛生面での不安がありますよね。

基本的に、まいた豆は拾って食べるのが本来のやり方であって、先ほど書いたように「まいた豆を食べても大丈夫なくらい掃除しようね」という意味合いがあることを考えると、そのくらい掃除しなさいよってことでもあります。

ただやっぱり衛生面が気になるものではありますよね。そういう時は、小袋に入った豆を使うというのがいいと思います。
最近では、スーパーなどの節分コーナーに並ぶ豆も個包装されているものが多くみられますよね。

小袋に入った豆を使えば、食べるときに遠慮せずに食べられて後片付けも楽チンです。

個包装になっている豆を使う以外の方法としては、落花生を殻つきのまま使うという方法があります。
これは、北海道や一部の地域ではスタンダードな方法です。

節分などの古来より伝わる日本の伝統行事は、地域によって特性がありますからね。

ちなみに、私が小さい頃は豆まき用の豆と食べる用の豆が別々に分けて準備されていました。
今思うと、豆まき用の豆はそのまま捨てられていたので、神聖な豆を捨ててしまっていたんだな…と感じます。

その他にも、自分たちで食べるのではなく、ペットとして飼っている犬に食べさせるという家庭もあるようです。
ただ、炒って固くなっている豆は消化不良を起こしやすく、犬にあげるのは不適切という声もあるので、豆をあげるあげないは飼い主次第ですね。

基本的に「まいた豆は食べる」という認識で間違いありません。

ただ子供と「豆まきという行事を楽しみたい」という程度であれば、堅苦しいやり方にとらわれず、楽しんで豆まきが行えるような環境づくりが大切だと思います。
大豆以外にも、個包装されたキャンディやチョコを使っても子供たちは喜んでくれますよ〜!

 

節分の豆はいくつ食べる?

小さい頃、豆はいくつ食べてましたか?

自分の歳の数だけ食べる、または歳の数+1個分食べるという人が多いのではないでしょうか?

豆を食べる数ですが、本来のやり方で言えば「数え年の数だけ」食べるというのが正解です。

でも、数え年ってややこしいですよね。私も苦手で、数えで何歳?って聞かれると即答できずにいました。
でも、ポイントをおさえておけば簡単に数え年がわかりますよ〜。

【数え年の数え方】
・生まれた年を1歳とする
・元日を迎えると1つ年をとる

例:平成1年5月生まれで現在が平成29年の場合
平成元年:生まれた年なので1歳(通常0歳)
平成2年:元日を迎えて2歳(通常は5月で1歳)

平成29年:元日を迎えて29歳(通常は5月で28歳)

というわけで、今まで自分の年齢+1として習ってきた人は「数え年」を基準としている可能性がありますね。

私が小さい頃は自分の歳の数だけでは物足りず、結局好きな分の豆を食べていたので、豆の数にそこまでこだわる必要もないと思います。

子供には、豆まきは鬼を祓うためにするということ、自分の歳の数だけ豆を食べるというのが正しいやり方ということを伝えるので十分なのではないでしょうか。
伝統行事を楽しんで行い、風化させない、というのが今後の日本において大切なことだと思いますよ。

 

まとめ

今回は、節分の日にまいた豆をどうするか?ということについてお伝えしました。

今となっては自宅で豆まきをする家庭が少なくなっていますが、私たちが幼い頃に行った「楽しかった思い出」を自分の子供たちにもできるだけ体験させてあげたいですよね。

こうした伝統行事を、今後も残していくためにも、親も子と一緒に楽しんで行事に取り組むことが大切です。

「まいた豆は捨てずに、歳の数+1個食べる」これだけを覚えておけば、すぐにでも豆まきできますよね!

今年は、自宅で豆まき、トライしてみてはいかがでしょうか?

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