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花粉症の妊娠中の対策は?薬は使える?薬を使わない場合の治療法は?

やっと暖かくなってきたと思ったら気になるのが花粉のシーズンですよね。

毎年花粉症で悩まされている人にとってはツライ季節です。
かくいう私も花粉症持ちなので、本当にこの時期が来ると憂鬱に感じます。

私はちょうど妊娠発覚したのがこの花粉症の時期が終わってすぐくらいだったので、あまり気にせずに過ごすことができましたが、授乳している今はやっぱり気になります。
妊娠中や授乳中って飲める薬が限られて来るのが困りものですよね。

花粉症も例外なく、いつもだったら薬で症状を抑えているけど、妊娠中はどうしたらいいの?と悩んでいる人もいることでしょう。

今回は、妊娠中の花粉症対策について、飲める薬はあるのか、薬を飲まずに改善するにはどうしたらいいのか、ということについてお伝えしていきます!妊娠中で花粉症にお困りの方はぜひチェックしてみて下さいね〜。

花粉症の妊娠中の対策は?

まずは、妊娠中の花粉症対策についてお伝えします。

妊娠中に花粉症になったとしても、胎児に危険性はほとんどないので安心してくださいね。
ただ、できるだけ発症しないようにする方が体も心もツラくなくて済むので、まずは生活でできる対策をしっかりしていきましょう!

花粉症対策 基本はマスク

まず、花粉症対策として真っ先に誰もが実践するのが、マスクをつけるということです。
これは、口と鼻に花粉が侵入するのを防ぐ働きがあり、花粉症の症状に最も効果的とされています。
「体内に花粉を入れない」ということが重要ですね!

 

花粉症対策 自律神経を整える

自律神経を整えることで、免疫力がつき花粉症を発症したとしても悪化しにくい体づくりをすることができます。
不規則な生活や過労、ストレスなどは自律神経を乱すのでできるだけ避け、健康的で規則正しい生活とリラックスする時間を作り体と精神を落ち着かせるようにしましょう!

 

花粉症対策 室内に花粉を持ち込まない

外出時に一番上に着用したコートなどのアウターや帽子などは玄関前で脱ぎ、叩くなどして花粉を取り除いてから家に入れるようにしましょう。花粉を室内に持ち込まないのがポイントです。
洗濯物は外に干すと花粉が付着しやすいのでなるべく室内干しにするか、外に干す場合は、一度叩いて花粉を落としてから取り込むようにしましょう。

 

花粉症対策 サプリメントを利用する

毎日の生活に不足しがちな栄養素をサプリメントで補い、免疫力を高めるのも効果的です。
花粉症対策にも効果が期待できるサプリメントをご紹介します。(効果には個人差があり、絶対の効果を保証するものではありません。)

◆ベビー乳酸菌
花粉症の症状を和らげてくれる効果があると期待されているのがヨーグルトなどに含まれる乳酸菌です。この乳酸菌が腸に働きかけることで、整腸作用と共に免疫力を高めてくれる効果があると注目されています。
毎日ヨーグルトを食べるのが大変、ヨーグルトが苦手という人は、このサプリメントで必要な栄養素を補ってみてもいいかもしれません。
「ベビー乳酸菌」の詳細を見る“”

◆じゃばらジュース
じゃばらというのは、和歌山の北山村というところの特産品で、ユズやダイダイ、カボスの仲間の柑橘類です。
ナリルチンと呼ばれるフラボノイドが含まれていて、これが花粉などのアレルギー反応の際に放出されるヒスタミンを抑制する抗アレルギー機能があることが発表され、医学的見地から注目されています。
ジュースだけでなくサプリメントもあるので、好みに合わせて選んでみてもいいと思いますよ。
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花粉症で妊娠中でも薬は使える?

それでは、対策やサプリ以外に妊娠中でも使える花粉症の薬はあるのでしょうか。

ズバリ!妊娠中でも使える薬はあります。

漢方薬

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)という漢方薬は産科でも処方される漢方薬です。
抗アレルギー作用や抗炎症作用が認められています。製薬会社が発行している添付文書の効能効果にも「花粉症」「アレルギー性鼻炎」の記載があるほど信頼されているお薬です。
ただし、漢方薬は即効性があるわけではなく、じわじわと体の免疫力を高めて効果を和らげる体づくりをサポートするものとして捉えておいた方がいいです。
西洋薬(よく使われる通常のお薬)のように化学物質が含まれていないので、妊娠中でも安心して服用することができます。

 

点鼻薬、点眼薬

点鼻薬、点眼薬は局所的に粘膜からの吸収となるので胎児に影響が出る可能性が内服薬と比べれば極めて低いお薬です。
産科医に相談後、使用回数や使用上の注意をよく確認してから使用するようにしましょう。
また、妊娠時期によっては産科医の判断で使用をオススメされないこともあるので、その場合は医師の判断に従う方がいいです。

 

ノイロトロピン注射

鼻水、鼻づまり、目のかゆみに対して効果がある注射です。副作用がほとんどないのが特徴の注射で医師からの支持率も高いです。
保険が適用でき、1ヶ月に数回注射が必要な場合があります。注射1本で500円程度です。
ただし、「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。 〔妊娠中及び授乳中の投与に関する安全性は確立していない。〕」という使用上の注意書きがあります。ですが、安全と言われている他の薬でも大部分には書かれていることで、実際の医療現場では妊婦や授乳中の方に投与していることも多いので、医師から注射を勧められても安心してくださいね。

 

花粉症で薬を使わない対策は?

でもやっぱり、できるだけ薬は使わない方がいいですよね。
というわけで、薬を使わないで花粉症の予防・緩和に役立つ民間療法をお伝えします。

花粉症に対する民間療法は、「食事に気をつける」ということです。

食事は人の体づくりに欠かせないものです。その食事で、花粉症を予防したり緩和したりすることができるんですよ!

今回は、花粉症対策として取り入れた方が良い食材をご紹介します。

取り入れた方がいい食材を下記の表にまとめてみたので、参考にしてくださいね♪

レンコン ポリフェノールの一種カテキンが豊富で、アレルギー症状を起こす抗体の血中濃度を下げる効果がある
ヨーグルト 花粉症の原因であるIgE抗体の活動を抑制する作用がある。整腸作用があり、免疫機能を正常にするのに有効。花粉症の症状が出始める前から食べるのがおすすめ!
甜茶(てんちゃ) 抗アレルギー作用、抗炎症作用がある。花粉症予防に効果が高い
きのこ類 ビタミンB1,B2,B6は免疫機能を向上する働きがある
納豆 様々な分解酵素が花粉症改善に作用する。「ナットウキナーゼ」は血流を良くする作用があり、鼻粘膜の修復を早めて荒れた鼻粘膜を治療するのにつながる
青魚 EPAやDHAが鼻詰まりを起こすロイコトリエンの発生を抑止する

 

 

まとめ

今回は、妊娠中の花粉症対策についてご紹介しました。

妊娠中はただでさえ、体内に取り込むものに対して気を使いますよね。
花粉症を発症しても胎児に悪い影響を与えることはほとんどありませんが、しつこい鼻水や喉の痛み、目のかゆみなどは日常生活に支障をきたすだけでなく、精神的にもダメージが大きくストレスになってしまいがちです。

花粉症対策として有効なマスクはしっかり着用し、室内に花粉が入らないように心がけましょう。
また、規則的で健康な生活を心がけ、自律神経を整えるのも重要です。

漢方薬や点鼻薬、点眼薬など、妊娠中でも使える薬はあるので検診時に産科医によく相談して処方してもらいましょう!

薬を使わない方法としては、花粉症の症状緩和・予防のために取り入れた方がいい食材を上手に摂取するように心がけると良いですよ。食事を変えるだけでも花粉症対策になるのですから、ぜひ、毎日のメニューに取り入れてみてくださいね♪

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