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雛人形を処分する方法は?供養は必要?処分するタイミングは?

女の子が生まれると張り切りたくなるイベントが「ひな祭り」ですよね!

ただ、雛人形の買い替えを検討していて、今まで飾ってきた雛人形を処分する方法でお困りではないですか?

自分のために、と買ってもらった雛人形を自分の娘に受け継ぐ?でも、古くなって傷んできてしまっているし、そもそも飾るスペースがない…。
立派な雛人形であればあるほど、処分しづらいのに飾る場所がなくて結局押入れの肥やしになりかけている…。
思い切って処分したいけど、処分方法がわからないし、供養は必要なの?

なんて、「雛人形を処分したいけどできない」とお困りの方のために、今回は雛人形の処分の方法や供養は必要なのか、する場合はどうしたらいい?処分はいつするの?ということについてお伝えしていきます!
長年連れ添った雛人形とのお別れは寂しい気持ちもあるかもしれませんが、気持ちよく処分できるように参考にしてみてくださいね!

雛人形を処分する方法は?

まずは、雛人形を処分する方法についてご紹介します。

雛人形の処分方法は、実は結構たくさんあるんです!

<雛人形を処分する方法>

・神社やお寺で供養する
・お焚き上げに出す
・自治体や児童館などに寄付する
・古美術商に買い取ってもらう
・感謝の気持ちを伝えてゴミとして出す
・リメイクして再利用する

雛人形を処分するのに必ずこうしなきゃいけない〜なんて決まりはないので、ご自身にあった処分方法を選んでみてくださいね。

「人形」や「ぬいぐるみ」などの目がついたものは供養するというのが一般的な意見です。
やはり人形などを普通のゴミとして処分するのは気がひけますよね。私もそう思います。なんか、呪われるんじゃないか〜とか、変なタタリがあるんじゃないか…とか。
人形を処分することが「バチあたり」になってしまわないか不安に思う場合は、供養に出した方が気持ち的にすっきりとお別れすることができると思いますよ〜!

また、雛人形は高価なものなので、簡単に処分するよりは自治体や児童館、保育園や学校などに寄付するというのも一つの手です。自分にとっては必要なくなったとしても、どこかで活躍の場を与えてもらえるのならそれも嬉しいですよね。
古くなればなるほど雛人形の品格が高くなっている気がする、雛人形が着ている着物が素敵なので処分するのはもったいないと感じる場合は古美術商で引き取ってもらうという方法もあります。

最近では雛人形をお内裏様とお雛様のペアのみ残し、多少汚れた部分や傷んだ部分をリメイクして飾り直すという方法も人気があります。9月9日の重陽の節句という「後の雛」と呼ばれる大人のひな祭りにそうした雛を飾る人も多くなってきていますよ〜。

 

雛人形を処分するときに供養したい場合は?

では、雛人形は処分するときに供養しなきゃダメなんでしょうか?

結論から言うと、必ず供養が必要というわけではありません!
中には、雛人形に対して感謝の気持ちを伝えてから通常通りゴミとして出すという人もいます。
雛人形は本来”子供の成長を見守る存在”なので、子供が成人して大人になるまで無事に成長したらお役御免だから、という理由です。
ただし、これまでお世話になった感謝の気持ちを伝えることを忘れてはいけませんよ〜!
感謝の気持ちを伝えて清めのお塩を振り、紙で包んで処分するようにすると良いと思います。

雛人形はお内裏様とお雛様の1ペアが揃っていれば完成形です。それ以外(三人官女やひな壇、道具など)はもともと飾りでしかないため、お内裏様とお雛様だけ残してその他は通常通り処分に出すという意見も多いです。
ひな壇やケースなどは通常どおりの処分方法で大丈夫ということですね。

供養に出す場合は、神社やお寺に持ち寄って供養してもらうか、お焚き上げに参加するという方法があります。
神社やお寺での供養は、人形本体のみで祈祷料が必要になることがほとんどです。
祈祷料については、神社やお寺によって違いますが、相場はダンボール1箱で3,000円〜10,000円程度です。ダンボールに入りきらない場合は1体1,000円から受け付けているところもあります。

お焚き上げの場合も相場はあまり変わりませんが、人形だけでなく思いのこもったぬいぐるみや写真なども取り扱ってくれます。
お焚き上げのスケジュールは、各神社・お寺によって様々です。年に1回というところもあれば、毎月行っているところ、シーズンごとに1回というところもあります。

神社やお寺のお焚き上げや供養に持って行く時間がない、近くでそういうことを行っているところがない、という場合は、専門の業者に頼むことができますよ〜。

人形供養ドットネット:http://ningyou-kuyou.net/index.html
人形感謝(供養)代行サービス:http://www.ningyo-kyokai.or.jp/kuyou/
焚上協会:http://www.takiage.jp/info/

 

雛人形の処分するタイミングは?

雛人形を処分するタイミングで悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

おおよその場合、次のタイミングで雛人形を手放している人が多いです。

・結婚したタイミング
・娘が生まれなかった場合
・買い替え時

結婚をした時点でもう子供ではなく”十分成長した、もう人形に見守ってもらう必要がなくなった”と言えるでしょう。

母から子へ雛人形を受け継いで行く地域もあるが、雛人形は基本的に女の子に与えられるものなので、娘が生まれなかった場合も不要になります。

雛人形がだいぶ傷んでしまった、買い替えどきと判断した場合も処分をする一つの区切りになりますね。

基本的に雛人形を処分する・しないは、持ち主の自由なので処分するタイミングももちろん自由です。
近くの神社やお寺で供養を希望する場合は、いつでも供養をしてもらえるのか、一斉に行われるお焚き上げに参加するのか、というので処分スケジュールを決定しても良いと思います。

 

まとめ

女性にとって雛人形は、日本人形の中でも身近な存在ですよね。

私も小さい頃は、ひな祭りの時期に家に飾られる雛人形が好きで見惚れていた記憶があります。
何段もあるような大型の雛人形ではありませんでしたが、オルゴールが付いていてスイッチを入れるとぼんぼりに光が灯るタイプのものでした。
愛着はありましたが、私が結婚するタイミングで処分したと親から聞きましたよ。

人形を処分するのは気がひけるかもしれませんが、供養が必ずしも必要というわけではありません。
処分をする際も、「あなたのおかげで無事にここまで成長できました、ありがとう」という気持ちを込めて手放すようにしましょう。

雛人形も結局は自分の持ち物の一つです。持ち主の気持ちに一区切りをつけるタイミングが、雛人形の処分のタイミングになるのでしょうね。

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