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五月人形のお古を姑に勧められたら?旦那のお下がりはダメ?新品を準備予定の場合は?

端午の節句!といえば男の子の成長を願う大切な日ですよね。

特に、初めてお子さんを授かって初節句を迎えるということになると、特に気合いも入ってくるのではないでしょうか?

ですが、ここでよく起こる問題が、義母からの「五月人形お下がり攻撃」です。笑

決して義母には悪気はないかとは思いますが、五月人形は高価なものなので、金銭的な負担を減らすためにも旦那さんのお下がりを受け継いだらどう?というお話をしてくる人がいます。

今回は、お姑さんから五月人形のお古を勧められた場合の対処法や、旦那さんのお下がりである五月人形を飾るのは罰当たりにならないのか?新品を購入予定の場合の義母への伝え方についてご紹介します!

お姑さんとはできるだけ角が立たないようにしたいですよね。
そんな時の参考にしてもらえればと思います。

五月人形のお古を姑から勧められたら?

五月人形や兜などの節句もの飾り物は、地域によって扱いが違います。
地域によっては、嫁側の親から孫に送るもの、とされていたり、雛人形は嫁側から五月人形は旦那側から、とされているところもあったりと様々です。

きっとママさんの気持ちとしては、息子さんの初節句には新しい人形をとお考えのことでしょう。

でもお姑さんから「五月人形は主人のものがあるからそれを受け継げばいいんじゃない?」と言われてしまったら、どうお返事をしていいか困ってしまいますよね。

この旦那さんのお古を受け継ぐ・受け継がないという問題で揉めて、後々の義母との関係が悪くなってしまうと、今後の結婚生活も居心地の悪いものになってしまいかねません。

そこで、こうした義母からの提案に対する対処法をご紹介します!

・新品を購入することを正直に伝える
・義実家に飾ってもらう
・主人のお古を受け取り新品と一緒に2体飾る

新品を購入することを正直に伝える

子供の親として、自分は新しいものを与えたいと思っている、ということを正直に伝えましょう。
こうした節句ものの人形は「一人一体」と聞いたことがありますよ〜というような話も混ぜてみるといいと思います。
ご主人の人形はあくまでもご主人のもの、息子には息子のものを与えたいと考えています。というふうに話をしてみてはいかがでしょうか?

義実家に飾ってもらう

昔の人形というのは立派なものが多く、飾る場所や収納スペースも必要になります。今ではマンション・アパート暮らしの家庭が増え、そのような飾るスペースがないというのを一つの言い訳として、主人の五月人形は義実家に飾ってもらいましょう。
この時、「お古の五月人形はいらない」ということではなく、「受け取りたい気持ちはあるが飾るスペースがない」ということにしてやんわりと断ります。
実際に初節句の日には、義実家を訪問して五月人形の前で写真を撮ったり、お祝いしてもらうと義母としても嬉しがると思いますよ。

主人のお古を受け取りと新品と一緒に2体飾る

姑さんが「どうしても」というのであれば、お古を受け取るしか方法がない場合があります。
これには、価値観や風習の違いなどがあるので、あまり強固に断ると後々の関係を悪化させる要因となってしまいます。
その場合は、状態の良いものだけ受け取り(例えば飾り棚が壊れている場合は人形のみ、など)、お子さん用に新調した新品の人形と一緒に飾るようにしましょう。

 

どんな対処をするにしても、まずは旦那さんと相談することが大切です。
旦那さんにとって自分の五月人形はどのくらい大切に思っているものなのか、自分はどうしたいのかなどを話し合ってみてください。
旦那さんから「お前の好きにしたらいい」と言われるのであれば、「お姑さんに直接断るのは自分から伝えにくい」ということをお話しして、人形を受け継ぐ話の仲介をしてもらうようにしましょう。
もしもお姑さんが「何が何でも引き取ってもらう!」というのであれば、旦那さんから「引き取ったとしても処分するよ」と軽い口調で言ってもらうのもありです。強い口調で言ってもらう必要はありません。一言断りを入れておけば、後々「処分することは伝えた」として解決することができます。

 

五月人形で旦那のお下がりを飾るのはダメ?

よく五月人形や雛人形などの節句ものの人形飾りは「一人一体」と言われていますね。人形はお子さんの身代わりになって厄災を受けてくれる、というのがその理由です。

でも実は、雛人形や五月人形を御守りだから一人一体と言うのは人形屋さんの商売の売り文句なんだとか。

あまり気にせず、使えそうなものは使う、新品にした方が良いと思うのであれば購入を検討するということで問題ないです。

こうした節句に関する事柄は地域によって考え方も価値観も違います。価値観や考え方が違うということは、その違いの数だけ正解があるということです。
必ずしも「こうしなければ間違い」「こっちが正解」というように決まっているわけではないので、自分の常識だけで考えるのではなく、他者の意見を聞き入れることも必要です。

人形を受け継ぐ、という考え方の人や、人形は一人一体とする考え方、どちらも間違いではなく、ただの価値観・風習の違いです。

主人のお古だけを飾ることに違和感を感じるのであれば、新たに息子のために別の飾り物を準備しても問題ありません。
主人のものは主人のものとして、息子のものは息子のものとして飾ってはいかがでしょうか。

 

五月人形 新しいものを準備予定の場合は?

地域の風習にもよりますが、お嫁さん側の両親がこうした節句ものの人形を準備する!と張り切る家庭も多いようです。

ただ、お姑さんが旦那さんの五月人形のお下がりを渡すと言っているのに、新しいものを購入予定だと言うとなんだか角が立ちそうですよね。それも、お嫁さん側の両親が準備してくれると言うのであればなおさらです。
なんだかお姑さんが「ケチくさい人」と言われたような印象を持ちかねません。

この場合は、単純に「子供の親として新しいものを準備してあげたいと思って準備しました」ということだけ伝えるようにしましょう。
この時に、お下がりの提案については「気持ちは嬉しく頂戴している」ということを伝えるのがポイントです。
主人にも専用の五月人形があったように、息子にも専用のものがあると愛着が湧くと思ったという程度の理由があれば、納得しなくても理解はしてもらえると思います。

また、「お嫁さん側の両親が準備した」ということは、聞かれるまでは答えなくて良いです。
自分から「私の親が買ってくれて〜」などと言ってしまうと、姑の立場からすると嫌味を言われている気分になってしまいます。

風習やしきたりなどは、年々曖昧になっていくものです。
夫婦の生まれ育った地域が違えば尚更、どちらの風習に合わせていくかでなあなあになりがちなものです。

大事なのは、子供のことを考えて、今後子育てしやすい環境作りをしていくことです。
そのためにも、嫁姑が不仲にならないように、相手の立場に立って考える思いやりを見せることが大切です。

何もお姑さんはあなたのことが嫌いで提案をしてきているわけではないと思います。お孫さんのことを考えてのこと、ということを念頭において対応してあげましょう!

 

まとめ

今回は、五月人形のお下がりを義母から勧められたらどう対処するべきか?ということをお伝えしました。

少しは参考になりましたか?

こうした風習や価値観の違いは、お互いの生まれ育った環境が違うのですぐには理解してもらいにくいですよね。

ですが、お子さんの親はあなたです。
義母はただのおばあちゃん。子供にどうしてあげたいかを考えるのは、親であるあなたが全て決めてしまって大丈夫です。
成人前のまだまだ子供の段階であれば、親が決めてしまって当然です。

悩んだ時は旦那さんに相談することから始めて、自分は息子にこうしてあげたい、お義母さんにこう伝えてもらえないか?という話をしてみましょう。
もしも、旦那さんが自分の五月人形をぜひ飾って欲しいというのであれば、その意見を取り入れるのも大事です。

人形は一人一体という考え方が根強いようですが、これも人形屋さんの商売から来た売り文句である可能性が高いです。
あまり気にせず、使えるものは使って、新調するものは買い換えるという方法で良いと思います。

お姑さんの立場になって考えてあげることも忘れずに、お子さんの成長を祈ってあげましょう!

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