新生児の先天性代謝異常検査でクレチン症の疑いがあることがわかりました。
なんて、病院の先生から連絡が来たら不安で胸がいっぱいですよね。
私もそうでした。
私の場合、生後10日頃に産婦人科の先生から連絡があり、連絡をもらってからは不安で不安で仕方なく、息子を抱いては泣いていたのを覚えています( ;∀;)
「母子ともに健康」に産まれたと思っていたら、もしかしたら病気かもしれない…なんて、本当にツライですよね。
でも、クレチン症は早期治療を始めれば3歳頃には治る見込みのある病気で、3歳までの間も投薬を続けていれば、普通の子となんら変わらない状態で成長できるので、ご安心ください!
しかも、産まれたばかりの新生児の体内は変化が目まぐるしく、再検査の結果、問題なかったということも少なくありません。
私の場合は、再検査を重ねるごとに数値が落ち着き、結局は投薬ナシでも正常値に落ち着いたので、そういうこともあるんだな〜という気持ちで再検査を受けられてくださいね( ´∀`)
今回は、再検査のときの持ち物や、検査方法、結果や費用についてお伝えします!
もくじ
新生児のクレチン症の再検査?持ち物は?
新生児の先天性代謝異常検査でクレチン症の疑いがあるとされたとき、なんだそれ?って思いますよね。
このクレチン症とは、首の喉のあたりにある甲状腺から分泌されるホルモンが少なく、身体の発育や脳の発達に影響が出てしまう病気のことを言います。
(詳しくはこちらの記事をどうぞ)
ここまで読むとなんだか恐ろしい病気のようですが、心配いりません!
そもそも再検査とは、その可能性があるから確認しましょう、ということなので、まだこの病気であると決まったわけではないからです。
新生児の体内は目まぐるしく変化していて、結局は再検査の結果なんでもなかった、なんてのはよくあることなんです。
まずは落ち着いて、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。
再検査とはいえ、まだ生後1ヶ月にも満たない赤ちゃんとの外出は不安ですよね。
そこで、実際に私が再検査で病院に行く時に準備したものをお伝えします!
準備したもの
・おむつ(3,4枚)
・おしりふきシート
・ビニール袋(3,4枚)
・ミルク
・哺乳瓶
・お湯
・着替え1セット
・おくるみ
*赤ちゃんの健康保険証
*乳幼児医療証
☆産科医からの紹介状
*については、私は持っていなかったのですがあるなら持って行った方がいいです◎
☆については、産科医の指示で、再検査は別の病院でと案内された場合、産科医が準備してくれます。
私の場合は、再検査は大きい病院へという指示があったので、紹介状をもらって大きい病院へ行きました。
母子手帳は、妊娠期から産後の様子を確認するのに使います。出生時の赤ちゃんの体重や状態から今までの発育状況が確認します。
おむつやミルクは外出時の対応用はもちろんですが、私の場合、診察前に赤ちゃんの体重を測るときは服とおむつを脱がせて全裸の状態だったので、替えのものが必要でした。
冬の寒い時期に出産したこともあり、おくるみは大変重宝しましたよ( ´∀`)
赤ちゃんの健康保険証、乳幼児医療証は、まだ作られていなければ持っていく必要はありませんが、病院でまだ作っていないことを伝えると対応してくれます。
新生児のクレチン症の検査方法と結果について
クレチン症の再検査の方法ですが、私が受診した内容はこんな感じです。
クレチン症の検査内容
・お医者さんによる問診
・血液検査
・大腿部レントゲン検査
・甲状腺のエコー検査
身体測定は、裸んぼの状態でベビー用の身長、体重計で看護師さんと一緒に測りました。
問診では、以下のようなことを聞かれました。
・母乳あるいはミルクはよく飲んでいるか(食欲はあるか)
・便秘をしていないか
・声がかすれているか
・お母さん自体が甲状腺の検査を受けたことがあるか
・妊娠中に昆布を過剰摂取したか
・日頃のお世話で気になることはないか
これらのことを聞かれて、赤ちゃんの心拍確認(聴診器にて)や喉の状態を診てもらいました。
それから、クレチン症がどんな病気なのかという説明を受けて、血液検査、レントゲン検査、エコー検査を案内されました。
血液検査で、甲状腺ホルモンの分泌量、レントゲン検査で骨の発達具合、エコー検査で甲状腺の有無と大きさの測定をする、ということでしたよ(´∀`)
大きい病院であれば、血液検査の結果が1時間半程度で出てきますが、小児科に特化してない病院だと1週間かかることもあります。
検査結果
私の場合の検査結果ですが、
・身体検査
→正常な発達が見られる
・問診
→気になる症状なし
・血液検査
→TSH値が9.8mlU/L(正常値ではないが要観察程度)
・大腿部レントゲン検査
→異常なし
・甲状腺のエコー検査
→甲状腺有り、大きさは測定できず(赤ちゃんが泣いたため)
血液検査で甲状腺刺激ホルモンの数値が正常値ではありませんでしたが、今すぐ投薬が必要というわけではなく、経過観察ということになりました。
TSH値とは、甲状腺刺激ホルモンのことです。
(詳しいことはこちらの記事へ)
TSH値の正常値は5mlU/L未満で、30mlU/Lを超えるようであればすぐに投薬になることが多いようです。
(病院によって対応は異なります。)
私の赤ちゃんの場合は、この数値がゆっくり減少していき、生後2ヶ月半頃にやっと正常値まで落ち着きました!
3回程再検査となり採血ばかりでしたが、息子はよく頑張ってくれました〜( ;∀;)
新生児のクレチン症の検査費用は?
私の場合、再検査の内容は、
・身体測定
・問診
・血液検査
・レントゲン検査
・エコー検査
を行いました。
9時に紹介状持ち込みで受付を済ませて、そこから身体測定、問診を経て各検査を行いましたが、最終的な検査結果などは12時前には分かりました!
3時間かからないくらいですね。
これらの検査にかかった費用ですが、28,000円程になりました( ;∀;)
このとき、まだ生後2週間程度しか経っておらず、赤ちゃんの健康保険証と乳幼児医療証がなかったので、全額自己負担でした(´Д` )…
ここまで費用がかかると思ってなかったので持ち合わせがなく、病院側も健康保険証を未作成というところを配慮していただけて、全額後から払います〜という内容の誓約書を記入することで後日払う約束をすることができました*\(^o^)/*
ホッとした〜(笑)
ちなみにこの1週間後にも、血液検査のみの再検査をしたのですが、それも5,000円程度でした。(全額自己負担)
赤ちゃんの健康保険証は、扶養に入れるお父さんの会社、もしくはお母さんの会社で作ってもらうことができます。この健康保険証を持っていけば、きちんと3割負担になりますよ( ´∀`)
そして、乳幼児医療証(自治体によって名前が違うかも)があれば、多くの場合、赤ちゃんにかかる医療費を役所が負担してくれるので、負担額をグッと減らすことができます!
乳幼児医療証については自治体に確認してみてくださいね♪
まとめ
今回は、クレチン症の疑いがあり再検査になったときの検査方法や費用について、私の体験をベースにお伝えしました。
必ずしも、私と同じようになるということはないと思いますが、クレチン症は早期発見・早期治療で確実に良くなる病気です。
不安になりすぎるのも良くないので、赤ちゃんを信じて目と目を合わせてコミニュケーションをとってくださいね( ´∀`)
再検査の費用は意外と高額ですが、健康保険証などがあれば軽減できます。可愛い赤ちゃんのためにも、ちゃんと作っておきましょう♪