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子どもの夏休み自由研究のテーマの探し方と決め方、取組み方は?

自由研究をする子供のイラスト

7月も後半に入ると、長い長い夏休みがやってきますね!

夏休み、と聞くと子どもの自由研究に頭を抱えるお母さん、お父さんも多いのでは?

自由研究って何をしてもいいというだけあって、すごく悩むんですよね…( ;∀;)
私も小学生の時は本当に悩んでました。
親からアドバイスを受けたかどうかは覚えていませんが、自分が親なら子どものサポートはしてあげたいですよね♪

そこで、今回は、夏休み自由研究のテーマの探し方と決め方、テーマ決定後の取り組み方についてまるっと解説しちゃいます!

子どもの夏休み自由研究のテーマの探し方

まずは、自由研究のテーマとなりそうな題材やネタを探さなきゃいけないんですが、これが実は一番難しいんですよね。
自由研究と言うだけあって何をしてもいいのですが、きっと「これについて研究する!」とすんなり決められる子はごく少数だと思います。

そこで、自由研究のテーマを探すサポートとして、どこからネタ探しをしたらいいのかを提案してあげましょう。

テーマ探しのポイントは、『疑問に思うこと』です。

それでは、どこからテーマを探したら良いのかをお伝えしますね!

日常生活の中から

まずは、日々のお子さんとのやり取りを思い返してみましょう。
子どもは探究心が豊富なので、日々の生活の中にも疑問を持っています。
最近、お子さんから何か質問されたことはないですか?
例えば、
・虹はどうして七色なの?
・どうしてお天気は毎日変わるの?
・台風はどうやってできるの?
・食べる卵とひよこが出てくる卵は何が違うの?
・虫歯はどうやってできるの?
・お米はどうやってできるの?
など。

お子さんからの疑問が思い出せない時は、まず1日使って「1日のなんで?」を書き留める日にしてもいいかもしれません。
子どもになんで?と思ったことをメモするように伝えて、朝から夜寝るまでを一緒に過ごします。親であるあなたも一緒に「なんで?」をメモしてみてもいいかもしれませんね。

教科書から

子どもの理科や社会の教科書を覗いてみましょう!

教科書には自由研究となるネタのヒントがたくさんあります。
学校でしたことのある実験を実験材料を変えたり、材料の配分を変えてみたりとアレンジをしてみる、社会の教科書で疑問に思うところをピックアップしてみるなども有効です。

教科書をベースにすると、予習・復習になるだけでなく、実際にその年齢に合ったテーマ選択ができるという利点があります。

ワークショップ・イベントから

家の近くにある科学センターや、資料館、ショッピングセンターなどで開かれる子ども向けのワークショップや自由研究のイベントに参加してみましょう!
夏休みの時期はこういったイベントがいろんな場所で開催されています。
夏休みの思い出になるだけでなく、自由研究のネタにもなるので、ぜひ活用したいものです。
テレビや各市町村のウェブサイトや広報誌にイベント情報が載ることがあるので、要チェックです!

ウェブサイトから

どれもなかなかしっくりこない、決まらないという場合は、ウェブサイトからネタ集めをしても良いと思います。

有効活用できそうなウェブサイトを2つほど紹介しますね。

まず、NHKのEテレで放送されている「考えるカラス」という番組のウェブサイトです。
この番組は、不思議な現象をまず見せた後に、それがなぜなのか考える、というスタンスで構成されています。
最後の方は、「あとは自分で考えてみてね」という形で終わるので、その先をテーマとして選んでも良いと思いますよ!

●考えるカラス
http://www.nhk.or.jp/rika/karasu/

そしてもう一つが、こどもちゃれんじ・進研ゼミで有名なベネッセの教育情報サイトです。
自由研究の特設サイトがあります。
自由研究のテーマ診断やテーマ探しなどのページは、お子さんと一緒に見てみると良いと思います。
数多くのテーマが提示されるので、その中から選ぶのはお子さんに任せて実際の実験や観察に付き合ってあげるようにしましょう!

●ベネッセ 教育情報サイト 自由研究ページ
http://benesse.jp/jiyukenkyu/

 

夏休み自由研究のテーマの決め方

テーマとなりそうなネタがいくつか集まってきたら、その中からテーマを決める必要が出てきます。

このテーマの決め方にもポイントがあります。

『子どもが興味を示すもの』が第一優先ですが、一つに絞れない場合は手助けしてあげてください。

テーマを決めるときは、『結果が出るもの』を選ぶようにしましょう。

例えば、日常生活の中の疑問として、「人は死んだらどこに行くの?」というものがあったとしても、その結果は誰にもわかりません。
ウンウン頭をひねって悩んでも、答えは出てこないのです。

また、「夜空の星はいくつあるの?」という疑問に対する答えは書籍やインターネットで調べれば出てくるかもしれませんが、自分で数えることはできないので、答えはあったとしても研究として『結果が出た』とは言いにくいものです。

自由研究のテーマとして適しているのは、
ひとつの疑問から答えを想像して、実験や観察をして結果を出し、自分の想像した答えと比べてどうかを考えられるものです。

これらをふまえて、テーマ決めをしてみましょう!

 

夏休み自由研究のテーマ決定後の取り組み方

テーマ決めまでが終わったら、あとは実際に自由研究に取りかかるだけです。

ここでは、自由研究の流れを子どもに伝えてあげてください。
自由研究の主な流れは、下記のとおりです。

自由研究の流れ

(1) 疑問や問題をはっきりさせる
→テーマを明確にする
悪い例:虹について
良い例:虹はなんで七色なの?

(2) 仮説を立てる
→子どもに答えを想像させる

(3) 調査、観察、実験をする
→調べる方法、観察記録、実験に使用したものなどを記録しておく(実験手順なども)

(4) 結果を出す
→調査、観察、実験結果を明確にする

(5) 結果と仮説をくらべる
→自分の考えと結果の違いを比較する、感じたことを記す

このら5つのステップをまとめたノートを作ると、自由研究ができあがります!

 

まとめ

夏休みの自由研究は、子どもにとってもその親にとっても悩みのタネですよね。

そんな悩みのタネも、楽しんで取り組める環境を作ってあげることで、楽しい夏の思い出になります!

自由研究は何をするのも自由、子どもの発想力や探究心を育てるチャンスでもあります。

有意義な夏を過ごすためにも、親子のコミュニケーションのひとつとしてサポートしてあげられるといいですね♪

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