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小倉祇園太鼓ってどんなお祭り?2017年の日程と見どころ!

7月になると、夏の気分になってきますよね♪

福岡県の夏の三大祭りに『小倉祇園太鼓』というものがあります。
祇園というと京都を思い浮かべると思いますが、福岡県でも祇園祭りは有名なんですよ〜!

福岡県の小倉祇園太鼓とはどんなお祭りなの?
日程は?見どころは?
という小倉祇園太鼓の基本的な情報をご紹介します!

昭和18年の映画「無法松の一生」でも取り上げられた小倉祇園太鼓。
その魅力をお伝えしますね( ´∀`)

小倉祇園太鼓ってどんなお祭り?

まず、小倉祇園太鼓ってどんなお祭りなのかをご紹介しますね♪

小倉祇園太鼓は、福岡県北九州市の中心部である小倉というところで、江戸時代から約400年続く長い歴史のあるお祭りです。

去年(2016年3月)には、国選択無形民俗文化財にも指定されました。

小倉城を築いた細川忠興公が、城下の無病息災と城下町繁栄を願って、京都の祇園祭をマネして始めました。
江戸時代は八坂神社の神幸行事として「廻り祇園」が中心でしたが、時を経て、山笠の前後に太鼓を載せる現在の形に落ち着きました。

小倉祇園太鼓の一番の特徴は、太鼓の両面打ちです!

太鼓、ジャンガラ(すり鉦)、子供のお囃子である「ア、ヤッサヤレ、ヤレヤレー」という声が合わさって、とても賑やかなお祭りになります。

廻り祇園だけでなく、太鼓の競演会が開かれるのも小倉祇園太鼓の特徴の一つで、これを楽しみにしている人も多くいます。
「暴れ打ち」や「みだれ打ち」など太鼓の打法を競い合います。

 

小倉祇園太鼓の2017年の日程は?

小倉祇園太鼓は、7月1日から始まり2週間強続きます。
2017年は、祇園の始まりとも言われる「山鉾すす払い」が区役所閉館の都合で1日前倒しで行われる予定です。

小倉祇園太鼓 日程・スケジュール

◆打ち初め式
7月1日(土) 19時/JR小倉駅
◆宵祭
7月14日(金)
◆第70回競演大会
7月15日(土)15時30分/小倉城大手門前広場
◆第29回据え太鼓競演会
7月16日(日)11時/小倉城大手門前広場
◆第43回太鼓広場「廻り祇園」
7月16日(日)18時30分/小文字通り

7月14日まで日が空いているように感じますが、この間にも祇園祭はスケジュールが詰まっているんですよ〜!
少し詳しくご紹介しますね♪

◆山鉾すすばらい
6月30日(金)10:00〜11:00 小倉北区役所
※7月1日(土)区役所閉館日のため
毎年7月1日に山鉾の手入れが行われ、祇園祭の始まりを告げる風物詩となっています。

◆打ち初め式(太鼓台開き)
7月1日(土)19:00〜20:00 JR小倉駅前
太鼓の練習の解禁日です。この日を楽しみにしていた様々な団体が集まり、喜び勇んで太鼓を打ち鳴らすのが「打ち初め式」です。
やっと太鼓の練習ができるようになる日なんですね〜!

◆お潮井とり
7月10日(月) 八坂神社
小倉祇園の安全祈願のために行われる行事です。

◆御神幸
7月14日(金) 八坂神社〜魚町・室町
八坂神社の神様をお遷しした山笠が、小倉のまちに「お下り」するのが御神幸です。神山は、まちの厄を祓い、無病息災・家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを広めていきます。

◆宵祇園(宵祭)
7月14日(金)
ここからがお祭りの本番、練習した太鼓を披露し始める日です。地元の町内を回り、「無病息災」、「商売繁盛」を祈願します。この日から太鼓、ジャンガラ、お囃子でお祭りが盛り上がっていきます。

◆御還幸
7月15日(土) 室町・魚町〜八坂神社
御神幸翌日八坂神社に「お上り」するのが御還幸です。

◆競演大会
7月15日(土)15:00~19:00 小倉城大手門前広場
小倉城のすぐそば、「大手門前広場」で行われる小倉祇園太鼓のメインイベントです!
「ア、ヤッサヤレ ヤレヤレー」という子ども達のお囃子と、豪華に飾られた山笠、勇ましい太鼓の音が重なり合って、お祭りを盛り上げます。
大人組、一般組、少年組と部門が分かれていて、たくさんのチームが参加します。

◆据え太鼓競演会
7月16日(日)11:00~14:30 小倉城大手門前広場
こちらは、平成に入って始まった新しい大会です。
据え置きの太鼓2台を複数人で打ち回し、音の強弱や拍子の緩急を用いて、それぞれの団体の個性を表現する競演会です。

◆太鼓広場
7月16日(日)ー打ち納め 18:30~ 小文字通り
小倉祇園太鼓の最終日の打ち納めの祭事です。
全長約550mの会場に山笠90台、約5,000人が集まり、提灯に明かりを灯した山笠の巡行が始まります。
約180基の太鼓が一斉に鳴る様子は大迫力ですよ〜!

◆据え太鼓披露会場
7月14、15、16日 18:00〜21:45(日曜日は17:00〜)市役所・リバーウォーク周辺
山車から降ろした太鼓を据えて叩く「据え太鼓」は、静止した様子で見る事ができます。
ドロ・カン・ジャンガラの息の合った太鼓芸をお楽しみください。
※ドロ…太鼓の低い音、カン…太鼓の高い音

◆おもてなし太鼓
7月15日(土)13:00~14:00 勝山橋
7月16日(日)13:00~14:00 ちゅうぎん通り・みかげ通り
誰でも太鼓に触れ、実際に叩くことができます。
太鼓競演大会に出場する団体が叩き方を教えてくれるので、安心して体験できますよ♪

◆大狐落とし
狐に取り憑かれたように太鼓を打った祭り参加者が、日常に戻るための儀式です。

小倉祇園太鼓は、太鼓を練習する期間も含めてお祭りの期間です。
ラスト3日間は太鼓の競演大会があるので、最も賑わいと盛り上がりを見せます。

小倉の人たちにとっては、この太鼓の音が夏の訪れを感じさせてくれるのでしょうね( ´∀`)

 

小倉祇園太鼓の見どころ!

小倉祇園太鼓の最も注目すべきところは、太鼓の「両面打ち」です。

太鼓の打ち手は「ドロ」と「カン」と呼ばれる役割があります。ドロは鈍い濁音で単調なリズムを奏でるのに対し、カンは甲高い音で複雑なリズムを奏でます。
そこに、ジャンガラという摺り鉦の音が加わって賑やかさがプラスされます。

小倉祇園太鼓のお祭り期間中にある、競演大会はまさにこの3種の音を堪能できるイベントと言えます。
大人組、一般組、少年組と各部門に分かれて、これまでの練習の成果をチーム一丸となって一生懸命に奏でます。
各チームによって(個人によっても)叩き方が違うので、聴き比べてみるのも面白そうですね!

また、小倉祇園太鼓のクライマックスとも呼べる最終日の「勢ぞろい太鼓」は、祇園に参加している太鼓山がズラッと並び、一斉に太鼓を打ち鳴らします!
約90台もある太鼓山が集結し一斉に演奏を行うので、大迫力で勇ましくも華やかな祇園太鼓を楽しむことができますよ!

 

まとめ

小倉祇園太鼓は、約400年もの歴史を持つ無病息災を祈願するお祭りです。

このお祭りが来ることで夏の訪れを感じることからも、夏バテを吹き飛ばすためのお祭りなのかもしれわせんね( ´∀`)

競演大会で、日々の練習の成果を一生懸命に叩き上げる様子や、各山笠が勢ぞろいする最終日は、特に目が離せないイベントですよ〜!

ぜひ!
福岡に来たら小倉で夏の訪れを感じてみてください!

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