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読書感想文の書き出し5パターンとその具体例、書き始めるコツは?

​夏休みの宿題で特に頭を悩ませるのが「読書感想文」ですよね。

明確な答えがない、文章を書くのって本当に難しいと思います。
特に、本を読むのが苦手な人にとってはまさに頭を抱える宿題なのではないでしょうか?

今回は、本も読み終えたけどなかなか感想文が書き出せない!と悩んでいるあなたへ、読書感想文の書き出しを5つのパターンで提案します。
5パターン全ての具体例も挙げるので、参考にしてみてくださいね!

読書感想文の「書き出し」5パターン!

読書感想文の「書き出し」方法を5つのパターンでご紹介します。

<書き出し 5つのパターン>
1.本との出会いや読むきっかけを書く
2.本を読んでの感想を一言で表す
3.本を読む前の自分について書く
4.本を読んで自分がどう変わったかを書く
5.本を読んで気づいたことを読み手に問いかけてみる

読書感想文の書き出し 5パターン解説

1.本との出会いや読むきっかけを書く
自分がこの本のことを知るきっかけとなった出来事や、この本を選んだ理由を書きます。
そんな大した理由ないよ〜!
と思うかもしれませんが、必ず理由は存在します。
誰かに勧められた、書店で見かけてデザインが気に入った、インターネットでオススメされていた、映画化されて気になっていた、などの些細なことで構いません。
それがあなた自身の実体験ですからね( ´∀`)

2.本を読んでの感想を一言で表す
本を読んで一番強く感じたことをスパッと言い切ってしまいましょう!
〜だと思った。というよりは、〜だ。というように言い切ってしまうと、より読み手は引き込まれます。

3.本を読む前の自分について書く
その本を読む前までは自分がどう思っていたかを書いておきます。
先に「自分はこの本と出会うまでは、こう思っていた。」と宣言しておくと、読書感想文の最後のまとめ部分が強調され、文章としてきれいにまとまりますよ!

4.本を読んで自分がどう変わったかを書く
これは3つめのパターンとは逆で、本を読んで気付かされたことやこれからの自分の生活に活かしていきたいことを書くパターンです。
先に結論を言ってしまう、ということですね。
これを先に書くと、感想文を読んでいる人に「なぜそう思ったの?」「なぜそうしようと思ったの?」という疑問が生まれ、感想文に引き込ませることができます。

5.本を読んで気づいたことを読み手に問いかけてみる
本を読んでハッと思わされたことや気づいたことを、今度はあなたが読書感想文を読む人に向けて問いかけてみてください。
きっと、感想文を読む人もハッとなってくれますよ!

読書感想文の「書き出し」具体例

先ほど解説した5つのパターンそれぞれの具体例をご紹介します!

1.本との出会いや読むきっかけを書く
「私がこの本を選んだ理由は、本の装丁に惹かれるものがあったからです。私は元々イラストを書くのが好きなのですが、この本の表紙は私の好きなイラストレーターさんによって描かれたものです。」
「私は母に勧められてこの本を読み始めました。母が今の私と同じ年くらいの学生の時に、書店で見かけて読んで以来、特別に印象に残っている本だそうです。」
「読書感想文で書く本を探していたところ、この本をインターネットで見つけました。〇〇賞を受賞していることもあり評価も高かったので、この本を読んでみることにしました。」

2.本を読んでの感想を一言で表す
「戦争反対!私がこの本を読んで強く感じたことです。」
「前向きに生きることが大切なのだと、この本を読んで気付かされました。」
「何か一つのことをやり遂げることの大変さを、この本から学びました。」

3.本を読む前の自分について書く
「いじめなんてよくあることで、自分には関係ないことだと思っていました。」
「私は心の奥底で、汗水垂らしながら頑張ることはかっこ悪いことだと思っていました。」
「私にとって、「蛇口をひねれば水が出る」ということは当たり前でした。」

4.本を読んで自分がどう変わったかを書く
「最近の私は、お母さんのお手伝いで一緒に料理をするようになりました。」
「先日、初めて電車でお年寄りに席をゆずることができました。」

5.本を読んで気づいたことを読み手に問いかけてみる
「もしも、明日地球が木っ端微塵になってしまうとしたら、あなたは誰とどう過ごしたいですか?」
「事故にあって片足を切断することになってしまったらどうなるかを考えたことはありますか?」

読書感想文を書き始めるコツは?

読書感想文は、いきなり「文章」を書こうとするから難しいんです。

まずは、読書感想文の設計図となる「構成」を作流ようにしましょう!
めんどくさい〜と思うかもしれませんが、これをするのとしないのとでは、感想文が仕上がるまでに雲泥の差が生まれます!
圧倒的に早く終わらせるには、構成を練ってから書く方が確実なんですよ〜( ´∀`)

「構成」は、次の4つの要素で組み立てます。
1.本との出会いやきっかけ
2.本の大まかな内容(あらすじ)
3.感想
4.まとめ

これらの一つ一つの要素について、自分が書こうと思っていることを箇条書きで書き出していきます。

1.本との出会いやきっかけ
・本と出会った場所:
・その本を手に取ったきっかけ、理由:
2.本の大まかな内容(あらすじ)
・どんな主人公が
・何を目的に
・どんな行動を起こす話か など
3.感想
・どう感じたか、何を思ったか
・どこの場面が印象に残っているか、なぜ印象に残っているのか など
4.まとめ
・この本を読んで今後自分はどうしようと思ったのか

これらの要素の前に、今回前半でお伝えした「書き出し」をくっつければ、読書感想文がスラスラ書けるようになりますよ!

まとめ

読書感想文は、「書き出し」さえうまくかければ、調子が乗ってどんどん書き進めることができます。

まずは、どのパターンが自分に合いそうかを試してみてくださいね♪
読書感想文は正解が決まっていないので、どう書いても間違いにはなりません。

読み手を引き込むような文章が書けるといいですね♪

こちらの記事も参考にどうぞ!
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