季節の話題

初盆と新盆の違いは?いつ、何をするの?準備に必要なものは?

夏の大型連休と言えば、お盆休みですよね!

お盆だから実家に帰省する、という人も多いのでは?
中には初盆の準備をしなきゃ!という方もいると思います。

でも、初盆って普通のお盆と何が違うの?
いつ、何をしたらいいの?準備はどうしたら?
なんて、何をどうしたらいいのか…とお困りの方もいらっしゃいますよね?

今回は、初盆について、新盆との違いや、いつ、何をするのか、準備についてお伝えします!

初盆と新盆の違いは?

まず、亡くなった人が49日の法要を終えて初めて迎えるお盆のことを、初盆と言います。

ただし、地域によっては新盆と呼ぶところもあります。

そう、初盆も新盆も同じ意味なんです!
呼ばれ方が違うだけなんですね(^o^)

ちなみに、この2つの読み方も地域によって様々で、
初盆 = はつぼん、ういぼん
新盆 = しんぼん、にいぼん、あらぼん
と初盆と新盆合わせて5種類もあります。

読み方や呼ばれ方は違えど、すべて同じ意味なので安心してくださいね(・∀・)

 

初盆はいつ、何をするの?

初盆は今年?来年?いつにやるの?
初盆って、普通のお盆とは違うの?何をするの?
と、初盆を迎える親族は気になりますよね。
それぞれ解説します!

初盆はいつ?

初盆っていつになるのかな?
と思う人はおそらく、お盆シーズン間近やお盆の最中に身内に不幸があった人だと思います。

初盆がいつになるのかのポイントは、亡くなった方の49日の法要が済んでいるかどうかです。

初盆は、49日の法要が済んで初めて迎えるお盆なので、お盆のシーズンまでに49日の法要が終わっているようであれば今年、まだ済んでいないということであれば翌年のお盆になります。

ちなみに、初盆は元々7月に行われていましたが、最近では地域や宗派によって7月(新暦のお盆)に行うか、8月(旧暦のお盆)に行われるかが違います。
一般的には、8月の大型連休に合わせてお盆を行うことが多いですね( ^ω^ )

初盆って何をするの?

それぞれの家庭や宗派によって、細かい内容は異なりますが、お寺にお願いして法要をしてもらいます。
法要というのは、住職にお経をあげてもらうことを言います。

亡くなった方の親族だけでなく、知人、友人を招いて法要を行なったあとに会食をする、というのが一般的です。

法要をしてもらう場所ですが、お寺によって自宅に来てもらったり、お寺で行なったりと異なりますので、お願いするお寺に確認する必要があります。

お盆の期間は一般的に13〜16日ですが、この日程は、お寺でも初盆に出向くことが多くなりますので、なるべく早い時期に予約を取るようにしましょう!

初盆の流れとしては、
迎え火→お墓参りと法要→送り火
となります。

迎え火は、お盆の始まり、亡くなった人の霊をお迎えする日に行います。
精霊棚の飾り付けやお供え物をして、仏壇から位牌を出します。お墓の清掃を行って、夕方には迎え火を焚き、白提灯に火を灯します。

お墓参りと法要は、そのまんま文字通りなのですが、法要は親族や知人、友人の都合の良い日に、お寺にお願いすることになります。
お盆期間中は、火を絶やさないようにして、お供え物は毎日交換します。

送り火は、お盆最終日、霊をお送りする日です。
夕方に送り火を焚いて見送りをする以外は、基本的にお盆期間中と同じようにお供え物の交換などを行います。
この送り火の時に、白提灯は一緒に燃やしてしまうか、お寺で供養してもらいます。

 

初盆に準備するものは?

初盆ってあれこれ準備するものが多そう(*_*)
と思ってしまいますが、法事に必要なもの、お盆期間中に必要なもの、と分けて考えると準備しやすいです。

法事に必要なもの

◆法事の日程とお寺への予約
初盆の法事をいつ行うのか、参加する人の都合を合わせて日程が決まったら、すぐに法要を頼むお寺に予約を取りましょう!

◆住職へのお布施・お車代・食事代
これらは、法要をしていただく住職へお渡しするものになります。
お布施は、供養を行っていただくお寺に納めるお金で相場は30,000〜50,000円です。
住職を自宅に招く場合はお車代を、会食をしない場合は食事代をお渡しします。こちらの相場は5,000円〜10,000円程度です。

お盆期間中に必要なもの

◆精霊棚・精霊馬・盆提灯
精霊棚は、祖先の霊を迎えるための棚で、位牌や精霊馬を飾ります。
精霊馬は、祖先の霊が来る時に乗るものとされていて、キュウリとナスに割り箸などで足をつけたものになります。
盆提灯は、祖先の霊が迷わずに来られるようにするための目印的な存在です。初盆では、白提灯使われます。

◆お供え物
お供え物は団子が一般的ですが、その年にとれた作物なども飾ります。
その他、お花やロウソク、線香などの準備も必要です。

◆お見舞いに来てくれた人への返礼品
初盆は、特に招待されていなくてもお見舞いをするために多くの人がきます。
返礼品としては菓子折りやお茶・ミニタオルなどが一般的ですが、洗剤なども良いと思いますよ♪

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、初盆に関する基本的な知識をお届けしました!

初盆の内容は、地域によって本当に様々なので、何から始めたらよいか分からないときは、ご近所の老人に尋ねてみるのも良いと思いますよ( ´∀`)

初盆の準備は大変かもしれませんが、故人が初めて里帰りするときなので、自分たちが故人に対してできる最大限の供養をしてあげられるといいですね!

-季節の話題
-,