お月見といえば、十五夜ですよね!
でも、このお月見に十三夜というものがあることを知っていますか?
そう!お月見は年2回あるんです!
今回はこの十三夜について、十三夜って何?十五夜とどう違うの?何をお供えするの?ということをご紹介します!
お月見の十三夜とは?
まず、この「十三夜」についてご説明しますね♪
十三夜のお月見は、旧暦の9月13日に行われます。
十五夜は旧暦の8月15日なので、約1ヶ月後ですね。
十三夜は日本で生まれた風習で、中秋の名月(十五夜)よりも後なので「後の名月」とも呼ばれます。
これは、十五夜の次に美しい月として大切にされており、この秋の時期の豊作祈願の祭事と合わさってお月見の風習が生まれたとされています。
また、この時期には栗や豆などが収穫されることから「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれているんですよ!
お月見の十三夜と十五夜の違いは?
十三夜と十五夜は、どちらもお月見の風習ですが何が違うのでしょうか?
実は、十五夜のお月見の由来は中国にあります。
中国ではこの十五夜に「中秋節」と呼ばれる月を祀る風習があり、これが奈良時代、平安時代頃に日本に伝わりました。
それに比べ十三夜は、日本でできた風習です。
十五夜の行事が中国から日本に伝わり、その後に十三夜の風習が日本で生まれた、ということです。
また、十五夜が旧暦の8月15日にあるのに対し、十三夜は約1ヶ月遅れの旧暦の9月13日にあります。
ですので、十五夜と十三夜の違いは、
・十五夜は中国から伝わったもの、十三夜は日本独自のもの
・時期が約1ヶ月ずれている
この2点ということになります。
お月見の十三夜のお供え物は?
では、十三夜のお供え物は十五夜と違うのでしょうか?
これについては、基本は同じものをお供えすると思っていて大丈夫です!
お団子とススキを用意しておけば、ほぼ問題ありません。
ただし、お団子の数に違いがあります。
十五夜ではお団子を15個準備しますが、十三夜では13個になります。
(参考:お月見のお団子の数は?)
お月見は収穫祭でもあるので、お団子とススキ以外にもその時期に採れるものをお供えすることがあります。
十五夜の時期は里芋が旬なので「芋名月」とも呼ばれていますが、十三夜では栗や豆が旬の季節になるので「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。
つまり、十五夜には里芋を、十三夜には栗や豆をお供えする、ということです。
十三夜にお供えするものをまとめると、
・お団子13個
・ススキ
・栗や豆など旬のもの
となりますね。
まとめ
いかがでしたか?
私はこれまでお月見は十五夜しか知らなかったので、年に2回もお月見があることにびっくりしました!
お月見は、農作物がたくさん収穫できたことをお月様に報告して感謝するのが目的で行われます。
お団子を食べるのに夢中になりすぎず、収穫できたことに感謝をして来年も豊作になるようにお祈りしましょうね♪