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お月見にススキを飾る由来は?どんな意味がある?団子との関係は?

お月見に欠かせないものといえば、お団子とススキですよね!

月ではうさぎが餅つきをしているので、お月様みたいにまん丸なお団子をお供えするのはなんとなく理解できますが、

なぜススキを飾るんだろう?

と疑問に思ったことはありませんか?

今回は、お月見にススキを飾るようになった由来や、どんな意味があるのか、お団子との関係は何があるのか?ということをご紹介します!

お月見にススキをお供えする由来は?

まず、お月見にススキをお供えするようになった由来についてご紹介しますね!

そもそもお月見の由来は、お月様を鑑賞して楽しむという習慣と、神様への豊作祈願や収穫を感謝する儀式が合わさってできたものです。

そこで、神様への収穫を感謝するときに用いられたのがススキです。ススキは稲穂と似ているので、稲穂と見立ててお供え物とされました。

地域によっては、ススキではなく実際に稲穂をお供えするところもあるようです。

 

お月見のススキにはどんな意味がある?

さて、このススキですが稲穂に見立てられて使われ始めたのが由来ですが、それだけなのでしょうか?

実は、ススキには別の意味も込められています!

ススキの葉はカミソリのように鋭いので、魔物を切る、邪気を払うといった力があるとされてきました。

このような理由から、お月見で供えられたススキは、お月見が終わったらすぐに捨てられるのではなく、庭にさしたり、小屋、門、水田に挿して魔除けとして使われたり、
家の軒先につるしておくと一年間病気をしないという言い伝えもあります。

 

お月見のススキと団子の関係は?

お月見のお供え物と言えば、ススキと団子。

ススキは稲穂に見立てられ、魔除けの意味があることは説明しました。

お団子とは何か関係があるのでしょうか?

この2つを結ぶものは、ズバリ、農業です。

昔の人は、月の満ち欠けを頼りに日の移ろいを感じて農業に活かしてきました。
月のおかげで農作業ができていたといっても過言ではありません。

このため、農作物の収穫時期であるこの中秋の名月の頃に、月に対して感謝を示すものとして、お月様の形をなぞったまん丸なお団子と、収穫できた稲穂を模したススキを飾るという風習になりました。

というわけで、団子とススキが直接関係があるというわけではなく、どちらも何かに見立てて収穫のお祝いをするものとして一緒にお供えされるものになった、ということになります。

 

まとめ

いかがでしたか?

ススキは稲穂に見立てられたものだったんですね〜!
確かに似てますよね( ´∀`)

ススキの葉に魔除けの意味が込められているということを知らなかった人も多いのではないでしょうか。

お団子とススキは直接の関係はありませんが、どちらもお月様に収穫を感謝するためのもの、という共通点はあることがわかりましたね♪

あなたも、今年のお月見ではぜひススキを飾ってみてくださいね( ´∀`)

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