今年は初盆!というご家庭も少なくないと思いますが、初盆の年は通常のお盆よりも来客が増えますよね。
仏壇に手を合わせに来てくれる人が多いと、故人が素敵な人間関係を築いて来たのだなあ、と感じることも多いのではないでしょうか?
今回は、初盆のお参りに来て頂いた方から御仏前やお供え物を頂いた場合の返礼品について、お返しは必要なのか、予想外の香典を頂いた場合のお返しの相場やのしの書き方についてお伝えします!
初盆のお返しは必要?
まず、初盆のお返しって必要なのでしょうか?
お盆の慣習や風習はその地域やご家庭によって本当に多種多様なので、一番ベストなのは、近しい親戚のご年配の方に確認することです。
ですが、きっとこの記事を読んでいらっしゃる方は、そういった相談する相手がいないのでお困りなんですよね(^_^;)
これからお伝えすることは、あくまでも一般論と私の体験になってしまいますが、ご参考にどうぞ。
初盆のお返しについては、あらかじめ来るであろう人数をあらかじめ予測して準備しておくのが一般的です。
金額的には、1人あたり1,000〜2,000円程度の品を準備します。
準備する品は、その地域やご家庭によって様々ですが、私が去年、旦那の親族の初盆にお伺いした時は、素麺と食器用洗剤をいただきました。私の親族の初盆の際は、缶ジュースと素麺でした(о´∀`о)
お盆は夏の時期だけあって、素麺を準備するところが多いようです。
そのほか、日本茶や海苔、水ようかんなども返礼品として選ばれています。
この返礼品は、夏の暑い時期にご足労いただいたこと、お供え物をいただいたお礼としてお渡しするものです。お供え物をいただかなかったとしても、お渡しするのが普通だと思います。
なので、初盆のお返しを特別に用意するというよりは、故人のために暑い中ご足労いただいたお礼を表現するもの、という感じで準備するのが一般的ですね。
初盆のお返しの相場は?
ただ、予想外の人から高額な香典(御仏前)やお供え物をいただくこともありますよね。
親族ならまだしも、故人の個人的な交友関係は全て把握しきれないものなので、意外な人から頂き物をすることがあるのが初盆です。
例えば、故人の仕事関係で仲良くしていた、または繋がりが深かった人などですね。
予想外の人から予想外の金額の香典を頂いた場合は、個別にお返しをすることをオススメします!
その場合の相場は、特に決まりはないのですが、頂いた香典(御仏前)の金額とお供え物の金額を足した金額の3分の1から半額分でお返しを準備するのが一般的です。
故人の仕事関係でお世話になった方から香典1万円+5千円相当の菓子折りをいただいた
→香典と菓子折りの合計金額が1万5千円なので、お返しの品としては、5千円〜7,8千円程度の品を準備する
というふうになります。
この時、お礼状も添えるとより丁寧な感じが出ていいですよ(^o^)
準備する品としては、夏場に重宝しそうなタオルセットや季節の果物を使ったゼリーなどが良いと思います。
郵送で送るのも悪くないですが、持参してお礼をお伝えすると今後の関係もより良くなるかと思います。
初盆のお返しののしの書き方は?
では、初盆のお返しをする場合ののしの書き方をお伝えします!
まず、のしの書き方と言いましたが、弔事にはのし紙ではなく掛け紙を使います。
熨斗(のし)とはこのマークのことです。
このマークが水引きの右上付近に入っているものを「のし紙」、入っていないものを「掛け紙」といいます。
のしは、お祝い事のときに添えられるマークなので、弔事では用いません。
なので、初盆のお返しの菓子折りなどには、弔事用の掛け紙を使います。
基本的には、水引きが黒白の結び切りのものを使用しますが、西日本(特に関西)では黒白でなく、黄白を使うこともあります。
お盆行事は、地域柄がよく出るものなので、その地域のやり方に合わせるのが良いでしょう。
上段には、「志」「初盆志」「初盆供養」「粗供養」などと書き、下段には施主の氏名、もしくは「〇〇家」と書きます。
※初盆と新盆は同じものです、「新盆志」でもOKです!
返礼品の場合は内のしにするのが一般的ですが、悩んだらギフトショップなどに相談すると対応してもらえますよ〜!
まとめ
今回は、初盆のお返しについてお伝えしました。
初盆のお参りに来ていただいた方に、ちょっとした品をお渡しするのが一般的です。
1,000〜2,000円を目安に、日本茶や海苔、素麺、水ようかんなどを準備しましょう。
予想外の香典を頂いた場合は、個別にお返しをお渡しすると今後の関係もより良くなります。
タオルギフトや旬の果物、冷たいデザートなどが喜ばれます。
金額的には、頂いた金額の3分の1から半額を目安にしてくださいね。
のし紙は弔事用の掛け紙で、水引きは黒白の結び切りを使用します。
上段に「志」「初盆志」「初盆供養」「粗供養」などを書き、下段には施主の氏名または「〇〇家」と書きます。
お盆行事は、地域によってやり方が様々なので、近しい親戚や近所のご年配に相談するのも一つの手です。
様々な準備があってお忙しいとは思いますが、夏バテに負けないように、取り組んでみてくださいね♪