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年賀状の宛名が印刷できない!プリンターの見直しとうまくいかない場合の応急処置

年賀状印刷のためにプリンターを使おうとしたら、なにがいけないのか、宛名印刷ができない!

通信面はちゃんと印刷されているのに、宛名面は白紙のまま出てきちゃう…。

なんてお困りではないですか?

実は私、以前にプリンターのテクニカルサポートをしていたことがあるんですが、年末になるとこういったお問い合わせをよくいただきました。

そこで今回は、年賀状で宛名が印刷できない場合の原因と解決策、それでもうまく行かない場合の応急処置的な対応方法をお伝えします!

年賀状の宛名が印刷できない!

年賀状の宛名が印刷できない場合、まずは何が原因で印刷ができないのかを知る必要があります。

まずは、次の2つをチェックをしてみてください。

  • プリンターとパソコンまたはスマートフォンは正常に接続されている
    (パソコンまたはスマホから印刷指示を出すとプリンターが動く)
  • 通信面の印刷はできる

この2つが正常に動作している場合は、プリンターもパソコン(スマホなど)も正常に動作していて、印刷が可能であることがわかります。

では、通信面が印刷できるのに、宛名印刷ができないのはなぜでしょう?

そこで考えられる原因としては、

  • 黒インクの残量がない
  • 黒インクが詰まっている
  • 年賀状ソフトでの設定が間違っている

ということが考えられます。

この中のどれが原因なのかは、実際に印刷してみた時の反応を見るとわかります。

おおよその場合は、

黒インクの残量が少ない場合
→印字がかすれている、薄く印刷されてしまう

白紙で出てくる
→黒インクが詰まっている

それ以外の症状
→年賀状ソフトなどの設定が間違っている

こんな感じです(。-∀-)

確認のために年賀はがきを使うのはもったいないので、はがきと同じサイズに切った通常の印刷用紙を使うといいですよ( ´∀`)

 

年賀状の宛名印刷にプリンターを使えるようにする方法

自宅のプリンターで年賀はがきの宛名印刷ができない場合の原因としては、

  • 黒インクの残量が少ない
  • 黒インクが詰まっている
  • 年賀ソフトの設定などが間違っている

これらが考えられます。

一つ一つ対処法をご紹介しますね!

 

黒インクの残量が少ない

黒インクの残量が少ないことが考えられる場合、まずは手持ちのプリンターで黒インクの残量があるかどうかを確認しましょう!
インクの量が少ない場合は、新しいものと取り替えるようにします。

ここでポイントになるのは、取り替えるインクは純正のものを使うということです。

家電量販店などでは、“汎用インク”として安価のインクが売られている場合がありますが、これは純正のインクではありません。
純正インクは汎用インクに比べると高いと感じるかもしれませんが、プリンターにもっとも適したインクの配合をしているので、印刷した時に綺麗に印字できますし、インク関係でトラブルがあった場合にメーカーからのサポートを受けることができます。

汎用インクは安価ではありますが、プリンターに適したインク配合をしていないので、印字が薄くなってしまったり、インク残量は残っていてもインクが正常に出てこなかったりします。

また汎用インクを使った場合、インク残量が正しく表示されないことも多いです。

純正のインクかどうかは、インクにプリンターと同じメーカーのロゴがあるかどうかを確認するといいですよ( ´∀`)

 

黒インクが詰まっている

宛名印字ができず、全くの白紙状態で出てくる場合、黒インクが詰まっていることが考えられます。

つまり、印刷できていないわけではなく、インクの吹き出し口が目詰まりを起こしていてインクが出ていない状態、というわけです。

インク残量を確認して、インクが十分に残っている場合はインクカートリッジのクリーニングを行ってみましょう
プリンターによって、
・カートリッジのクリーニング
・プリントヘッドのクリーニング
などの項目があるはずです。

このクリーニングを行うと最後にA4普通用紙でのテストプリントが行われます。
その結果をみて、次はどうするかを考えます。

◆インクがかすれて出てきている場合
これは、目詰まりが少し解消されている状態です。
再度クリーニングを行って詰まりをとります。

◆テストプリントも白紙の場合
目詰まりが解消されていません。もしくは、別の原因が考えられます。

この場合、まずは黒インクをプリンターから取り外して、インク単体に原因がないか調べます。
綿棒を一本用意して、インクにある金属チップのような部分を綿棒で軽くこすります。この部分が汚れているとプリンターとインク間で情報伝達がうまくいかず、インクが出ない場合があるんですよ(^o^)
一見汚れているように見えない場合も、人の手による皮脂よごれが付いている場合があるのでとりあえず拭いてみましょう!
拭いた後は、普通用紙をセットしてテストプリントをしてみましょう。カートリッジのクリーニングを行っても良いですし、別の文書を印刷してもかまいません。ただし、画像や写真データは試し刷りに向かないのでやめてくださいね!

試し刷りをしても症状が改善されない場合は、ダメ押しでインクカートリッジのクリーニングを行います。
頑固な詰まりなのかもしれません(ノД`)…

ただし、カートリッジのクリーニングは多くても3回程度にしておきましょう!

実はこのクリーニング作業、インクを勢いよく噴射することで目詰まりを解消しているので、インクを大量に消費してしまいます。
あまりやりすぎると、それだけでインク切れになってしまうので注意が必要ですよ!

 

年賀状ソフトの設定が間違っている

さてそのほかに考えられる原因としては、年賀状ソフトの設定です。
まずは、他の文書ソフトを使って印刷が問題ないのかを確かめてください。ワードやエクセルなどで試すのがオススメです。
ワードやエクセルなどの文書ソフトでの印刷ができるのであれば、インクの詰まりなどは関係なく、ソフト側の問題になるので、ソフトのメーカー(販売会社など)のサポート窓口に問い合わせるのが一番手っ取り早いです。

 

年賀状の宛名印刷がうまくいかない場合の応急処置

あれもこれも試したけど、全然うまくいかない!
でも、インクを買いに行く時間はないし、明日には年賀状を送らなきゃいけない!

と焦っている場合もありますよね(ノД`)

カートリッジのクリーニングも試した、インクも新品にしてみた、でもダメ!

ということであれば対処法としてオススメなのは、

宛名の印字を「黒以外」にする

という方法です。

特にオススメなのは、こげ茶色に設定することです。限りなく黒に近いこげ茶を指定すると、パッと見は黒っぽく見えます。グレーだと薄墨のようになってしまい印象が悪くなるので、おすすめできません。

なぜ、この方法が有効なのかというと、こげ茶色の設定であれば黒インクを使わずに、カラーインクの色の組み合わせによって印字されるからです。
通信面がきちんと印刷できているようであれば、印刷できますよ(^o^)

実は、プリンターのカラーインクと黒インクでは、インクの成分が違います。
カラーインクは染料インク、黒インクは顔料インクを使っていることが多いです。顔料インクは、クレヨンなどと近い成分です。
顔料インクの黒色は、真っ黒なハッキリとした黒色になりますが、顔料インクは固まりやすい性質があるので、目詰まりを起こしやすいんです(ノД`)

 

それでもうまくいかない場合は、もう手書きが一番早いと思います(o^^o)

手書きがめんどくさいからプリンターを使いたいという気持ちはわかりますが、手書きならではの良さもあります。プリンターでは絶対に表現できないあなたらしさが出るのがこの手書きです。
手書きにはあたたかみがあるので、たとえ字を書くのに自信がなくてもあなたの思いは相手に伝わりますし、受け取る方も不快な感じを受けません。

宛名が手書きだと、受け取る方は嬉しいものですよ(^o^)

 

ネット専門店という選択肢も

なんて、いろいろと書いて来ましたが、なんだかんだネットで注文ができる専門店の方が楽ですw

ネット専門店の「おたより本舗」なら、シンプルなデザインからかわいいデザインまで、様々な年賀状を選ぶことができます。

1000種類以上のテンプレートからデザインを選んで、挨拶の文言や写真を決めるだけ!
非常に簡単に年賀状の作成ができます。

今話題の「年賀状じまい」にも対応しています。

さらに、宛名印刷から投函代行までお願いすることができます。
普通に仕事や生活をしていると、はがきを投函するのは地味に面倒なので、ありがたいですよね。

楽して綺麗な年賀状を出そうとしている人に一番おすすめのサービスです。

まとめ

いかがですか?

今回は、宛名が印刷できない場合の原因や対処法をご紹介しました。

年賀状は、遠方に住んでいる人にも新年のご挨拶ができる日本の素晴らしい伝統のひとつです。
なんとか年賀状を準備しようとしているあなたは、とっても素敵だと思います。

トラブルシューティングのコツは、症状から原因を仮定して対処法を一つずつ試すことです。あれもこれも試すと余計原因がわからなくなることがあるので、ひとつ試して結果を見ることを意識してくださいね!

宛名が無事に印刷できますように!

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