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プリンターの印刷時に黒が出ない場合は?解決策とインク交換時の注意点

プリンターで印刷をしようと思って実行ボタンをポチっ!

えっ((((;゚Д゚)))))))
黒だけが出てない!

なんて焦っていらっしゃいませんか?

実はこの「黒が出ない」という症状、久しぶりにプリンターを使う場合によくあるトラブルなんです。

私は以前、プリンターメーカーのテクニカルサポートで働いたことがあるので、このお問い合わせについてよくご相談を受けました( ´∀`)

今回は、プリンターでの印刷時に黒が出ない場合の対処法と、なぜ黒インクが出ないのかというインクの成分について、インクを交換する場合の注意点をお伝えしますね!

プリンターで印刷時に黒が出ない場合の対処法は?

では、まずはじめに黒が出なくてお困りだと思うのでその対処法をお伝えします!

他のインクは出ていて黒だけが出ない場合、まず誰もが疑うのは「インクが切れてるんじゃないの?」ってことですよね。

じゃあ、インク交換をしたら解決!はい、終了〜

待った!インク交換は最終手段よ!

そう、インク交換は最終手段です。
なぜなら、インク交換にはお金がかかるからです!インク代がね( ̄∀ ̄)

インクを買い換える前に、これからご紹介する方法を試してみてくださいね。

 

黒だけが出ない場合の考えられる原因として、インクの吹き出し口が目詰まりを起こしているという可能性があります。

特に、しばらくプリンターを使っていなくて、何ヶ月かぶりに電源を入れたときなどに起こりやすいです。インクも使ってないで放置されると固まっちゃうんですよね(ノД`)

 

では、目詰まりを解消する方法をご紹介します。

こうしたインクトラブルの場合、必ず最初にインク残量を確認してください。これをするかしないかで、あとの作業時間が変わってきますよ〜!

プリンターの設定項目の中から、インク残量を確認します。(インクレベルという表現の場合もある)

インク残量がない場合
最終手段である、インク交換を行います。

もう最終手段かよ!?って感じですが、インクがなければどうしようもありませんからね(笑)

純正インクと交換するようにしましょう。

インク残量がある場合
インクがあるにもかかわらずインクが出てこない場合、目詰まりを起こしていることが考えられるので、インクカートリッジのクリーニングを行います。
カートリッジのクリーニング、またはヘッドクリーニングとも呼ばれます。

このクリーニングをすることで、インクの吹き出し口の詰まりを解消します。クリーニングが終わると自動的にテストプリントが開始されるので、A4用紙をセットしておきましょう( ´∀`)
テストプリントは、実際にクリーニングを行っての結果表示のようなものです。インクが出ているかどうかが確認できます。

このテストプリントの結果を見て、

黒色が出ている(解決)
かすれていても、出ていれば詰まりが少しとれたことになります。かすれている場合は、再度クリーニングを行ってみてください。
ただし、クリーニングはインクの吹き出し口から勢いよくインクを吹き出すことで詰まりを解消しているので、インクの減りが早くなってしまいます。
クリーニングの回数は3,4回程度におさえておきましょう!
改善が見られるようであれば、一度テストプリントを行なったあとに、本当に印刷したいものを印刷してみてくださいね( ´∀`)

黒色が出ていない場合
黒のインクだけ出ていない場合、インク本体に原因があると考えられます。インク本体のお掃除をしましょう!綿棒か柔らかい布などを用意してください。

プリンターからインクを交換する要領で黒インクを外します。
外した黒インクに金属チップのような部分があれば、そこを綿棒などで軽く拭いてみてください。
この部分が汚れていると、プリンター本体とインクとの間で情報伝達がうまくいかず、印刷ができない場合があります。一見汚れているように見えなかったとしても、人の手による皮脂汚れが付着している場合があります。
次は、プリンター本体のインクをはめる部分、ちょうど金属チップと接触する部分もかるく拭いてください。

これでインクのお掃除は完了です。再度プリンターにインクをセットして、テストプリントを行なってみてください。

テストプリントは文書であればなんでもいいです。もし、これでも黒が出ない場合は、頑固な目詰まりが考えられるので再度インクカートリッジのクリーニングを行います。

もしも、これらの一連の流れを試してみてもうまくいかない場合、インク本体の不良が考えられるので最終手段のインク交換を試してみてください。

 

印刷時に黒が出ない場合の対処法まとめ

手順1:インク残量を確かめる
インク残量がない場合:手順6へ
インク残量がある場合:手順2へ

手順2:インクカートリッジのクリーニング(ヘッドクリーニング)を行う
黒が出た場合(解決):任意の印刷物を印刷する
黒が出ない場合:手順3へ

手順3:インク本体を掃除する
プリンターからインクを外し、インクの金属部分、プリンター本体のインクとの接触部分を綿棒などで拭き取る。手順4へ

手順4:インクをプリンター本体にセットし、テストプリントを行う
黒が出た場合(解決):任意の印刷物を印刷する
黒が出ない場合:手順5へ

手順5:再度インクカートリッジのクリーニングを行う(2回程度行っても良い)
黒が出た場合(解決):任意の印刷物を印刷する
黒が出ない場合:手順6へ

手順6:インクを交換する

 

プリンターのインクの成分は?

では、そもそもなぜ黒が出ないというトラブルが起きてしまうのでしょうか?

それは、インクの成分が関係しています。

プリンターのインクは基本的にカラーインクと黒インクに分かれています。これは、インクの成分が違うからです。

カラーインクは、染料インクでできています。これは、イラストや写真などの画像データを印刷するときに各色を混ぜ合わせて出力できるようになっています。

そして、黒インクは顔料インクです。主に文書で使われる真っ黒な文字を出力する用にできています。これは、簡単に言うとクレヨンの成分です。色が混ざりにくく紙に染み込むというよりは、紙の表面に塗るようなイメージです。

この顔料インク、しばらくの間使わずにいると固まってしまいます。固まりやすいんですよね。なので、目詰まりを起こしやすくなってしまうんです。

ただ、黒インクが出ないがどうしても今すぐ印刷したい場合ってありますよね?

そんなときは、黒字の文章を黒に限りなく近いこげ茶色、または紺色に変更するという方法がオススメです。
黒とは別の色を使うことで、黒インクを使用せず、カラーインクを配合して色を作って出力してくれますよ( ´∀`)
ただし、真っ黒ではないので注意してくださいね!

※最近では、カラーインクでも顔料タイプ、黒インクでも染料タイプのものもあるようです。

 

プリンターのインク交換時の注意点

最終手段として、インク交換をおこなう場合の注意点をお伝えしておきます。

インクは必ず純正のものを購入してください!

家電量販店や100均などで、「互換インク」なんてものが売られているのですが、あれは言ってしまえば"まがいもの"です(ノД`)

各メーカーのインクの空容器をリサイクル使用して、独自開発のインクを詰めただけのものに過ぎません。
また、「詰め替え式」の互換インクもありますが、こちらも独自開発のインクを使用しています。

でも純正のインクは高いし、プリンターの使用頻度も高くないから、わざわざ高いインクを買うのは…って思っちゃいますよね!

ですが、互換インクを使用して起こったトラブルの場合、ほとんどのメーカーのテクニカルサポートで相手にしてもらえません。

まがいものを使ったんだからそれが原因じゃないの?ってことです。

純正インクを使用していれば、どうにか解決策を提示してもらえます。インク不良であれば、インクを無償交換してくれるところもあります。

 

純正インクを使うメリット・デメリット

純正インクのメリット
・プリンターに最適な配合になっているため、正しく印刷ができる(プリンターの高品質な印刷が可能)
・メーカーでサポートを受けられる

純正インクのデメリット
・価格が高い

 

互換インクを使うメリット・デメリット

互換インクのメリット
・価格が安い

互換インクのデメリット
・品質は保証されない
・最悪プリンターが壊れる可能性がある

 

また、純正インクを購入する場合も、インクの保証期限を確認しましょう!

実は、インクには保証期限があります。保証期限が切れているからといって使えないことはないですが、保証期限内であれば、トラブルが起こった場合もサポート対象内になることが多く、安心して使えます。
家電量販店などでホコリをかぶっているようなインクを買うときは要注意ポイントですね( ´∀`)

 

まとめ

今回は、プリンターでの印刷時に黒が出ない場合のトラブル対処法をご紹介しました!

年に数回しかプリンターを使わない場合、インクが固まって目詰まりを起こすことはよくあることです。

まずは、対処法の手順通りにトラブルシューティングしてみてください。
インクカートリッジのクリーニング方法などは各プリンターによって違うので、取り扱い説明書を参考にしてくださいね( ´∀`)

無事に印刷ができますように〜!

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