年の瀬が近づくと気になるのが年賀状や喪中はがきといった話題です。
今年身内に亡くなった人がいる場合、喪中はがきの準備を早々から始めるかと思います。
でも、喪中はがきって年賀状と違って毎年出すようなはがきではないので、わからないことの方が多いですよね。
今回は、喪中はがきに使えるはがきの種類や、手元にあるはがきが官製はがきで切手が百合のものである場合、胡蝶蘭のものじゃなきゃダメなのか？ということについてご紹介していきます！
喪中はがき選びの参考になさってみてくださいね。
喪中はがきのはがきの種類は？
まずは、喪中はがきに使えるはがきの種類は？ということからご紹介します。
そもそもはがきには、官製はがきと私製はがきの２種類しかありません。
官製はがきは郵便局が販売しているもので切手部分がすでにプリントされているはがき（切手を貼る必要がないもの）です。私製はがきは、切手を貼って出すタイプのはがきになります。
喪中はがきを注文したりすると、私製はがきに弔事用の切手を貼って製作されることが多く、紙質や少し大きいサイズのものなどより高級感があり上品なものもあります。
こうした見た目の良さから、少々値は張っても私製はがきを利用する人は多いです。
ただし、注文内容や紙質などにこだわりがなければ、官製はがきで作成されることもあるようです。
官製はがきももちろん喪中はがきとして利用できます。
喪中はがき用に購入したい旨を伝えるとオススメされるのが切手部分が「胡蝶蘭」のものです。
官製はがきだと、「郵便はがき」という文字や郵便番号を記入する欄が赤い色で書かれているので、喪中はがきとして使うには気がひけるという方もいますが、関係なく使用できます。
官製はがきで喪中はがきを出すのはマナー違反ではないので安心してくださいね！
喪中はがきの切手が百合のものは使える？
喪中はがきは官製はがきでも大丈夫、ということであれば、手持ちのはがきが使えないか？を確認したくなりますよね。
官製はがきで喪中はがきを作成する場合、よく選ばれるのは「胡蝶蘭」の切手のものですが、官製はがきにはその他にも「ヤマユリ」のものや「山桜」のものがあります。
官製はがきの種類として、
ヤマユリ…通常のはがき
山桜…通常のはがき（インクジェット紙）
胡蝶蘭…通常のはがき（普通紙・インクジェット紙）
などがあります。
喪中はがきは、このどれを使っても構いません。
ただし、百合の通常はがきはインクジェット紙ではないので、プリンターでの印刷にはあまり向いていませんので注意が必要です。できないことはないですが、印刷文字がにじんでしまう可能性があるので、使う場合は一度試し刷りなどをしてみることをオススメします。
山桜のインクジェット紙タイプの官製はがきは、プリンターでの印刷には向いている紙質ですが、切手の桜部分がカラフルで華やかな印象になるので、喪中はがきとして使うのはおすすめできません。（オススメできないだけであって、使ってはダメというわけではありません）
どちらかというと、通常のお便りや吉報向きのはがきだという認識でいいでしょう。
喪中はがきで官製はがきは胡蝶蘭じゃなきゃダメ？
喪中はがきを官製はがきで出す場合、多くの人が「胡蝶蘭」の切手のものを選びます。
おそらく郵便局員さんも「喪中はがき用なら胡蝶蘭のもの」と認識している人が多いことでしょう。
喪中はがきは、「喪中のため、年始の挨拶を失礼します」という意味で年賀欠礼状とも言われています。
これは、あまり喜ばしいお知らせではないですよね。というわけで、あまり派手な柄の切手などは避ける傾向にあります。
そこで、官製はがきの中でも胡蝶蘭の切手は単色刷りで他のものに比べて落ち着いた印象があるので選ばれることが多いのです。
胡蝶蘭は、白いものを選べばトゲがなく、水やりも少なくて済むことから遺族の負担が少ない弔事用に向いた花としても選ばれることも多いんですよ。
勘違いして欲しくないのは、胡蝶蘭のはがきは決して喪中専用はがきではないということです。
喪中専用はがきというものは存在しないので、なるべく落ち着いた印象のはがきであればなんでも良いのです。
まとめ
いかがでしたか？
喪中はがきって毎年出すものではないので、どんなはがきを選んで使えばいいのかわからないですよね。
でも、安心してください。基本的にはどのはがきを使っても大丈夫です。
官製はがきも私製はがきもどちらも使えます。
官製はがきでは切手部分が「胡蝶蘭」のものを使うのが一般的ですが、それ以外のものでも構いません。
胡蝶蘭のはがきは、単色刷りなので落ち着いた印象があるため多くの人に選ばれているものであって、決して喪中専用はがきではありません。
喪中はがきは、年始の挨拶を失礼しますという内容のお知らせです。
おめでたい話題ではないので、派手な柄のものは避けて落ち着いたデザインのものを選ぶことをオススメします。
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