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赤ちゃんの熱性けいれんの症状と対処法は?病院にはいつ行く?体験談!

赤ちゃんの体調が悪いと不安になりますよね。
特に熱が高い場合は、熱性けいれんが起こらないか心配になると思います。

今、赤ちゃんの体がビクッとなったけど、これってもしかして熱性けいれん?熱性けいれんってどんな状態になるの?など、赤ちゃんのけいれん症状を見たことがないうちは、些細なことでも不安ですよね。

今回は、赤ちゃんの熱性けいれんの症状や、起こってしまったときにどう対処したらいいのか、病院にはいつ行けばいいのか?救急車は必要なの?ということを、私の実体験を踏まえてご紹介します!

赤ちゃんの熱性けいれんの症状は?

赤ちゃんの体調が悪いと、これ以上悪化しないかっていうのが心配ですよね。
特に、熱性けいれんなどの症状が出るかも!という状況では不安だと思います。

でも、実際に痙攣ってどんな状態になるのか、体がビクッとすることはあるけど、これもけいれんの一種なのか、など、自分では判断しづらくて困っていませんか?

私の息子が熱性けいれんになったときの症状は、

・手をぎゅっと握っている
・全身に力が入っている
・上体を反らせている
・視線が定まらない(目玉が上を向いたり戻ったり)
・口がパクパク動き、よだれが多めに出てくる(胃液?)
・声は出ない
・唇が紫色になり顔は赤黒くなる

という状態で、このような症状が約1分間続きました。

熱性けいれんは、その子によって症状が違うようですが、おおよその場合は、全身に力が入っていて、視線が定まらない、顔色が悪い、などが見られます。

私の息子が熱性痙攣を発症する前、寝つくときやウトウトしているときに体をビクッと一瞬硬直させるような動作がありました。
小児科の先生に確認したところ、この動作は熱性けいれんではなく、大人でもたまになるようなものなので、心配いらないと言われました。

ただ、息子の場合は熱性けいれんを起こす前に、やたら頻発していたので、前触れだったのかもしれません。

実際に熱性けいれんを見たときに感じたのは、あきらかに様子が違う、ということです。
これってもしかして?と思うような微妙な動作ではなく、明らかに異常が起こっている、と感じられるものでした。
なので、けいれんが起こっているのに気づけない、ということは稀なケースを除けばほとんどないですよ!

 

赤ちゃんの熱性けいれんの対処法は?

熱性けいれんが起こったとき、どう対処したら良いかを知っているのと知らないのとでは、その後の病院での問診時のスムーズさに確実に影響してきます。

赤ちゃんが熱性痙攣になってしまったときの対処法は、

・横向きに寝かせる
・痙攣している時間をはかる
・余裕があれば動画を撮影する

です。

実際に赤ちゃんの痙攣を目の当たりにすると、とってもビックリしますし、不安になりますし、どちらかというと親の方がパニックになります。(そのくらい普段とは違う状態になります。)

ですが、親が焦っても子供が良くなるわけではありません。

とにかく落ち着いて、様子を見ることが重要です。

なぜ様子を見ることが重要なのかは、病院に連れて行く際に医師に状況を説明するのが親の役割だからです。
でも、実際にそのときの様子を説明するのって意外と難しいんですよね。
なので、動画撮影が有効です。
息子の熱性けいれんは実は同じ日に2度起こったのですが、2回目は動画を撮影して医師に見せることができました。
その時に医師から「冷静で的確な判断ですね」と言ってもらえましたよ!

けいれんが起こっている時間は、生きた心地がしないくらい長く感じます。でも、実際は数分です。
けいれんがどのくらい続いたかという時間を計るのはとっても大切で、この時間がどのくらいなのかで単なる熱性けいれんなのか、その他の脳症が疑われるのかが違ってきます。

息子の場合は、1〜2分ほどでした。

実は、私が初めての息子の痙攣で時間を計る気持ち的なゆとりがあったのは、事前に勤務地のパートのおばさんからアドバイスをもらっていたからです。
「子供が痙攣した時は、5分くらいはとにかく様子を見るのが大切だよ」
という一言をもらっていなければ、どのくらい時間がかかっていたかなんて気にもしていなかったと思います。

けいれん時の様子を観察すること、けいれんの時間を計ることは、その後の医師の診断に関わってくることです。
しっかり見守ることができるかどうかが、大切なポイントになってきます。

それから、横向きに寝かせるのは嘔吐する可能性があるからです。
仰向けの状態だと、吐瀉物が口の中に残ってしまい、窒息する危険があります。横向きであれば、吐き出したものも口から自然と出やすいですよ!

けいれん時にしてはいけないことは、大きくゆさぶることです。ゆさぶると痙攣が長引く可能性があります。
痙攣時は、赤ちゃんの目線が定まらず、意識も飛んでいる状態なので、ゆさぶりたくなる気持ちもわかりますが、グッとこらえましょう!
赤ちゃんの体の緊張がゆるんでから、声かけをして応答するか、意識があるかをチェックしてくださいね。

 

赤ちゃんが熱性けいれんのとき病院にはいつ行く?

我が子が苦しんでいる姿を見るのは、親としてとってもツライですし、すぐになんとかしなきゃ!と救急車を呼びたくなります。

でも、とりあえず様子を見て、けいれんが落ち着いたら病院に向かう、という感じで大丈夫です。

ただし、けいれんが5分以上続いている場合は、即救急車でも問題ありません。

私の息子が初めて熱性けいれんを起こした時は、1分でおさまったので、その後かかりつけの小児科に電話して、どうしたらいいかを相談しました。
初めてのけいれんなら、一度病院で診てみましょう!と言われて、すぐに支度して病院に行きましたよ。
初めてのけいれんの場合は、かかりつけ医に受診をすすめられることが多いようです。

痙攣が起こったのが夜間の場合でも、夜間診療を受け付けている病院で受診すると、不安解消にもなりますし、血液検査などもしてもらえるので安心です。

私も病院では血液検査をしてもらい、息子の体の状態や、今後、けいれん症状が起こったときの対処法を教えてもらいました。

そのときにお医者さんからは、1日に2回以上けいれん症状が出た場合は、救急車を使っても良いので必ず受診するように!と言われました。

通常、熱性けいれんは1回のみで終わることが多いですが、まれに1日に複数回起こることがあります。
私の息子の場合は、1日に2回起こってしまったので、2回目のときは小児科が診療時間外だったこともあり、即救急車を呼びました!

初めての熱性けいれんの場合は、けいれん時間が長い(5分以上)ときを除いて、症状が落ち着いてからかかりつけの小児科を受診する、で大丈夫です。

診療時間外のときは、#8000(小児救急電話相談)に電話をして指示をもらうと良いですよ。
#8000は、日本全国で使える小児専門の電話相談窓口です。私も利用したことがありますが、状況を説明した上でどうしたら良いのかを的確にアドバイスしてもらうことができましたよ〜!

 

まとめ

赤ちゃんの熱性けいれんは、親が見るとビックリするほどの強い症状が現れます。

初めて見るときは気持ち的に焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いてよく観察することが大切です。
赤ちゃんを横向きに寝かせた後、痙攣している時間をはかり、動画も撮るとその後の診察に役立ちます。

熱性けいれんが起こったからといって、即救急車を呼ぶのではなく、赤ちゃんの様子が落ち着いたらかかりつけの小児科を受診するようにしましょう!

ただし、痙攣の時間が長い、何度もけいれんが起こる、赤ちゃんの意識が戻らないなどの場合は、救急車を使っても大丈夫です。

親が焦っても子供の症状が良くなるわけではないので、落ち着いて必要な行動が取れるように心がけておきましょう!

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