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​お弁当で食中毒になる原因は?その予防法とおかず調理のコツ!

​暑い暑い夏!

熱中症もそうですが、それと同じくらい気をつけたいのが食中毒

夏の暑い季節でも毎日お弁当を持って職場に向かう人も多いでしょう。

そんな毎日のお弁当で食中毒になってしまった…!

なんてことになったら、大変ですよね(*_*)
下手したら、仕事をお休みしなきゃならなくなったりしてしまうかもしれません。

今回は、そんなお弁当で食中毒になる原因とその予防法、おかず調理のコツをお伝えします!

お弁当で食中毒になる原因は?

お弁当の食中毒になる原因は、ズバリ!食中毒菌(サルモネラ菌、ウェルシュ菌、カンピロバクター菌など)が増殖するからです。

食中毒菌の増えやすい条件として次の3点が挙げられます。

1.栄養分
人間と同じく食中毒菌にとっても食物は育つための栄養となります。
水分が多く、栄養バランスの整っている肉や魚は特に細菌が繁殖しやすくなっています。
菌も人間と同じように、食物を栄養として生殖しているんですね。
こわっ(*_*)!

2.水分
食中毒菌は水分がなければ増殖できません。
熱々のご飯をそのままお弁当箱に入れると熱で発生した蒸気が水滴となり、それが食中毒菌を増やしてしまうこともあります。
水分がないと弱ってしまうのは、生き物全てに共通していることですね( ゚д゚)!
洗ったお弁当はしっかり乾燥させて、水気のない場所で保管する必要がありそうです。

3.温度
食中毒の原因となる菌は30℃から40℃で急速に増殖します。
0℃以下、50℃以上ではほとんど増殖しないので、食品を加熱することで食中毒菌を殺菌することができます。

食中毒菌は、人間よりも少し高めの温度の方が活動がしやすいみたいですね!
殺菌には加熱調理が一番効果的ですね♪
逆に言うと、ナマモノは食中毒の原因になる可能性が高いです。

 

お弁当で食中毒にならないための予防法

食中毒の原因である食中毒菌を増やさないための予防法は?

まず、第一に調理するときの手や調理器具を清潔に保つこと!

・手を綺麗に洗ってから調理をする
・お弁当箱はパッキンの部分も外してよく洗う

また、手に傷がある場合は、そこから食中毒菌がお弁当箱や調理器具に移る可能性があるので、直接触れないように気をつける必要があります。
手にぴったりフィットする薄手のゴム手袋があるといいですね。

それから、食中毒菌の増殖をおさえること!

食中毒菌は39℃が最も繁殖しやすい好条件となります。
夏場は特に、室温に放置せず、冷蔵庫の中に保管しておくようにしましょう。
職場にお弁当が保管できる冷蔵庫がない場合は、保冷剤をお弁当に一緒に入れたり、凍らせたジュースと一緒にしておくなどの工夫が必要です。

私は、夏場の夜に作ったお味噌汁を翌日の夜まで常温に置いた結果、腐らせてしまったことがあります(*_*)
幸い、お味噌汁の匂いで危険だとわかり、食べる前に処理できましたが、おそらく食中毒菌は増殖し続けていたことでしょう。
今思うとゾッとしますね( ;∀;)

そして、食中毒菌を殺菌すること!

食中毒菌は熱に弱いため、75℃以上、1分以上の加熱を行えば食中毒を予防することができます。
前日の残り物をお弁当に入れるときも、再度加熱調理をして殺菌するように心がけましょう。

 

お弁当で食中毒にならないためのおかず調理のコツ

夏場のお弁当おかずの調理のコツは次の通りです。

◆生で食べるものは避ける
→生のものは殺菌されていないので、食中毒菌がいる可能性があります!

◆前夜に作ったおかずは必ずもう一度火を通してから詰める
→殺菌の意味を込めて、再度加熱処理しましょう。

◆魚や肉は中心までしっかりと火が通っているかどうか確認する
→特に魚やお肉は食中毒菌が好む食材なので加熱殺菌しましょう!

◆おかずはしっかりと冷ましてから蓋をする
→冷める前にお弁当箱の蓋をしてしまうと、お弁当箱内に水滴ができてしまい、この水分が食中毒菌の増殖を助けることになってしまいます!

◆煮物などの汁もよく切ってから詰める
→水気をよく切りましょう。煮物であれば、かつお節を和えるとかつお節が水分を吸ってくれます!

◆おにぎりを作るときはラップなどを使用し、直接手を触れないようにする
→どんなに手を綺麗に洗っていても、お弁当作りの作業をしている間に菌が付着している可能性はあります。

◆お弁当を長い時間持ち歩く場合は、保冷剤を使用する
→気温30〜40℃が菌が増殖するのに一番適してしまうので、なるべく低い温度を保つためにも保冷剤を活用しましょう。

◆味付けは濃いめにする
→塩分には、殺菌作用があります。梅干しを入れるのも効果的です!

◆トマトやイチゴなどは下手付近を中心によく洗う
→強い菌がいるわけではありませんが、トマトやイチゴは生で食べるものになるので、よく洗ってキッチンペーパーなどで水気をよく拭き取りましょう!

◆温かいご飯にはお酢を少々入れる
→炊きたてのご飯は特に水分を多く含んでいるので、抗菌作用の強いお酢を使って菌の増殖を防ぎましょう!

たくさん書きましたが、食中毒にならないためのお弁当作りで注意するべきは、水分、加熱、冷ますの3点です!
水分や水気はなくす
加熱殺菌をする
冷ましてからお弁当箱に詰める

この3点が食中毒予防に欠かせないコツです!

 

まとめ

夏場に活発になるのは菌も人間も同じなんですね。
お弁当は持ち歩くのが基本なので、いつでも涼しい場所に保管できるわけではありません。
特に夏場は、室内であっても日差しが入ったりすると一気に気温が上がることもあるので注意が必要ですね。

食中毒を予防するためには、水分に気をつける、加熱殺菌を行う、冷ましてから詰める、が基本となります。

温かいお弁当が食べたいものですが、そこは夏だから我慢!と思うことにするか、電子レンジがあれば、食べる直前に温めるようにしましょう!
日々気をつけているうちに習慣化できるといいですね!

ご飯の前は、しっかり手を洗いましょう☆

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